Apacer Thunderbird AST680S SSDレビュー
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ほんの数年前まではお高かった高速SSD 人気の250GBクラスがお得になった今が買い時!
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- ◆前置き01:そもそもApacerって全然聞いたこと無いけど、どんなメーカーなの?
ここ数年で自作PCデピューした人の殆どは同じようにメーカー名を聞いたことが無いのではないでしょうか?
そういえば、ツクモの先輩スタッフがこんなつぶやきをしていましたね。
「SDRAMを沢山販売した15年以上前の思い出が」
15年以上前・・・すみません、私はまだ入社していませんでした^^;
Apacerの会社沿革紹介によると、1997年に台湾本社設立の翌年1998年に業界初のインテルPC100対応DRAM モジュールの発表をし、翌年の1999年にはDataquest調査によメモリモジュールメーカー世界第4位に認定。そして、2000年に東京に日本支社を設立していたようです。同時にDDR PC2100 DRAM モジュールの市場を牽引も。
impressさんの記事(記事内参考画像の右上にある「ECC800-128M」)でも1999年にはその名前が登場していたようですね。
また、当時からECC付きやRegistardのメモリなど高性能なモデルを多数生産しているようです。
SSDに関しても、なんと1998年には既に開発済みだったようです。
なので、約20年ほど前からある会社で且つECC付きメモリや産業向け製品を多数手がける老舗メーカーだと言うことですね。
- ◆前置き02:Apacerって、何て読むの? アパサー?アペイサー?エイペイサー?
最近はASUSさんがアスースからエイスースに読み方を変えるなどもあったりするので、どうせならメーカー名の読み方をしっかり覚えて頂いたら嬉しいかなぁと思います。
この間ツクモ福岡店のTwitterアカウントでApacerの読み方をみなさんにアンケートさせていただきました。結果はこんな感じ。
ちなみに、私は初め「アパサー」と読んでいましたね。
正解は・・・
こちら

アペイサーテクノロジー株式会社
そう、みなさんご名答!アペイサーが正しい読み方のようです。
43%の人が当たっていたようですが、逆に言うと57%と半分以上の人が間違った読み方をしていたと言うことに・・・
この機会に是非Apacerはアペイサーと読むと言うことを覚えて頂ければと思います(*^_^*)
上では触れませんでしたが実はApacerはAcerの関連企業(参考URL)でして、恐らくそのためロゴのカラーがAcerの旧ロゴと同じ緑色(現在のAcerロゴは黄緑色)だったり「(アp)エイサー」と読むんでしょうかね?
- ◆01:サブPC、若干ひ弱なCPUを使っているPCにこそ使いたいのがSSD
サブPC・リビングPCがメインPCよりも高速なスペックになると言う人はほぼ居ないと思います。
むしろ数年前のPCが現役引退したのでサブPCとして使うと言う事がほとんどだと思います。
また、リビングPCも低発熱・低消費電力そして低コストと言うのを追求して行ったら、結果的にCeleronやAthlonなどのCPUになったと言う人も相当多いと思います。
そんな私も低消費電力と動画再生などのスペックを追求した結果Athlon5350のリビングPCが誕生しました。
スペックはこんな感じ
2009年1月生産
このようなスペックのPCですと、どうしてもOSの起動や各種アプリケーション実行時には最新のCore i5以上のCPUと比べると相当処理に時間が掛かります。
そこに、使い古されたHDDを更に使いまわすと、ボトルネックと呼ばれる処理が遅くなる一番の要因が更に大きくなるわけですね。
ボトルネックがどれくらいになるかというと・・・
シーケンシャルリードで61MB/s。ランダムアクセスに至っては0.7MB/s
と相当足を引っ張っています。(画像二つ目)
ただでさえプログラムの処理速度が遅いのに、更にファイルを読み込むのが遅くては何も良いことがありませんよね。。
CPUの速度を上げたいと思っても例えばOCをしたら省電力とは無縁になるし、上位のCPUに変えたいと思ったらヘタするとMBやケースまで変更する必要が出たりします。
そんな場合に特にオススメなのが、やはりHDDをSSDに換装すると言うことなんですね。
これだったら消費電力は上がるどころか逆に下がりますし、CPUからMB、場合によってはケースまで変更しなければならないのに比べて費用は格安です。
そう、サブPCやリビングPCにはコストはなるべく掛けたくありませんよね?私だってそうです。安さが最優先と言っても良いくらい?^^;
- ◆02:ApacerのSSDはとことんコストカットのおかげで価格が安い!
ApacerのSSDは容量が240GBでなんと税別8,980円!
これは、初登場時には衝撃が走りましたね。特価でもなんでもなく通常価格で税込み1万円を割るんですから。
なぜここまで価格を抑えることが出来たのか?
それは恐らく徹底したコストカット意識のおかげだと思いますね。
例えば保証書については、別用紙で印刷されていると言うことではなく製品パッケージの内側に印刷されているんです。
その他にも他社製の一部モデルで付属しているデータ移行ソフトだったり7mm→9mm変換スペーサーや2.5インチ→3.5インチ変換マウンターなどは一切付属しておりません。
潔いまでにシンプルにSSD本体のみの構成でした。
そして、嬉しかったのが何でもかんでもコストカットしているという訳では無さそうで生産は台湾(Made in Taiwan)で行われている(2015年現在)と言うことですね。
コストカットは行うが、品質はしっかり維持する!と言う姿勢がこういう所からも感じることは出来ますね。
- ◆03:いよいよHDD→SSDへの換装作業開始!
今回はOSの入れなおしを行わずにHDDの中身をまるごとコピーして運用するため、まず物理的な移動の前にデータ移行ツールを使ってHDDのデータをSSDに移行させます。
データ移行時のSSDの接続方法については、デスクトップなら空いているポートに追加で挿してもいいですし、HDD/SSDケースを持っていればそちらに入れてUSBで接続してもいいと思います。
ノートパソコンで換装したいといった場合には、殆どの場合は2.5インチSATAの空きポートは無いはずですのでSSDを購入する時点でHDD/SSDケースを持っていなければいっしょに買ってしまっていいと思います。
データ移行・換装が終わったらその後はポータブルの外付けHDDとして活用も出来ますので、240GBだけでは不安と言う方には何かと役に立ってくれますよ。

データ移行ソフトについては正直な所
こちら (Macrium Reflect Free)とか
こちら (Todo Backup Free)の個人利用無料の製品で十分だと思います。
使い方などについてもすごくシンプルなので説明も不要な方が多いと思いますが、使い方をまとめてくれているサイトもありますし、2番めに紹介した製品では操作ガイドと言う形で公式で使い方を説明してくれています。
今回は自作のMini-ITXのデスクトップ機でしたが、ノートPCではデータ移行ソフトで作ったデータだと上手くOSなどが起動しないと言うことも有ります。そんな時はリカバリーディスクを使ってOSの再インストールが必要になることも有りますのでご注意を。
データ移行が終わったら、いよいよ物理的にHDD→SSDへ載せ替えです!


作業自体はものの数分で呆気無く終了。
あとは、爆速快適リビングPCライフを送るだけ!
- ◆04:早い!!やっぱりSSDは早いぞ!!ベンチマーク・Windows10再起動時間比較
早い!!!早いいぃぃぃぃいぃぃぃ!!!11
すみません、つい取り乱してしまいました。。。
起動して即違いが分かりました。正直天と地の差がありました。。。
いやぁ、今までSSDは何台か使ってきたので速度が早いのは知識として持ってはいたのですが、SSDは立ち上がりなどが明らかに早いので放っからシステムにHDDを使う機会がこのリビングPCを除いては6年位無かったんですよね。
そして今回、実際に使い古したHDDからSSDに換装すると言うのが初めてだったんです。
リビングPCでサブサブサブ機位の位置づけなので、そんなに予算を掛ける気も無くHDDを流用していたのですが1万円以下でコレほど明確に違いが出るなら十分に価格相応以上の効果が得られたと思います。
実際にCrystalDiskMarkでちょろっとお試しに速度測定してみると以下の様な結果に

4Kランダムリードで87MB/s
流石にAthlon5350じゃ連続処理はきついのかランダムが伸び悩んでいる部分が有りますが、恐らくもう少し性能の高いCPUならランダムアクセスも爆速になります。
ランダム87MB/sでもHDDの0.732MB/sに比べて約120倍もの速度になっていますので、十分だと思います。
使い古しのHDDからSSDに換装した結果どれくらい速度が変わったのか、ベンチマークソフトの数字上ではなくMicrosoft最新OSであるWindows10の再起動時間で比較してみました!
■測定結果
Fujitsu HDD MH72320BH G2 | |
Apacer SSD AST680S 240GB |
HDDが2分21秒も掛かったのに対して、SSDは再起動に要する時間がたったの48秒と言う事で
HDDの約3分の1の時間で再起動出来てしまいました!
Athlon5350と言う計算能力に関しては結構ひ弱なCPUでもこんなに差が出るので、Core i7やAMD FXシリーズなどだともっと速度が期待できますね!
メインPCのシステム用としてはもちろん、サブPCやリビングPCにこそSSDを入れて快適PCライフを満喫しましょう!
- ◆05:ツクモ取扱いApacer Thunderbird AST680S SSD ラインナップ紹介
SSDも今や容量によっては高嶺の花では無くなりました。むしろ手頃な価格で手に入るようになっています。
ツクモではApacer Thunderbird AST680S SSDを以下の
128GB / 240GB / 480GB
の3モデルを取扱しております。
2.5インチ SATA 6.0Gb/s インターフェース対応 SSD MLC

容量 | 128GB | インターフェース | SATA 6Gb/s |
厚さ | 7mm | フラッシュ規格 | MLC |
規格 | 2.5インチ | 最大読み込み速度 | 525MB/s |
最大書き込み速度 | 380MB/s | NCQ対応 | - |
Trim対応 | 対応 | パッケージ |
JAN:4573328401621
2.5インチ SATA 6.0Gb/s インターフェース対応 SSD TLC

容量 | 240GB | インターフェース | SATA 6Gb/s |
厚さ | 7mm | フラッシュ規格 | TLC |
規格 | 2.5インチ | 最大読み込み速度 | 520MB/s |
最大書き込み速度 | 500MB/s | NCQ対応 | - |
パッケージ |
JAN:4573328401591
2.5インチ SATA 6.0Gb/s インターフェース対応 SSD TLC

容量 | 480GB | インターフェース | SATA 6Gb/s |
厚さ | 7mm | フラッシュ規格 | TLC |
規格 | 2.5インチ | 最大読み込み速度 | 525MB/s |
最大書き込み速度 | 500MB/s | NCQ対応 | - |
Trim対応 | 対応 | パッケージ |
JAN:4573328401607
お求めはツクモ福岡店をはじめとしてツクモ各店にてどうぞ!