※本記事はオーバークロックを推奨するものではありません※
※OCは自己責任です。大事なパーツは壊さないよう、無理なく使ってあげてね※
皆さんこんにちは。
Tsukumo池袋店パーツ担当スタッフTです。
今回はひょんな事からGTX1080を購入することになったのでそのレビューをしたいと思います。
購入したモデルはこちら
GIGABYTE
GV-N1080G1 GAMING-8GD
公式スペックページ
本来であれば詳しいスペック等を紹介するところなのですが、そういった情報は色々な所に載っているので今回は要所だけまとめつつサラッと流していきたいと思います。
コアクロックは標準でGaming modeとなっており、ベースクロックが1695MHz、ブースト時は1835MHz。
メモリクロックはGDDR5換算で10010MHz相当、ファンは2スロット占有のトリプルファン構造となっています。
補助電源は8pin1本のみ。
さて、今回のこちらのモデルはメーカーによりコアの選別が行われており、通常の物に比べOCの耐性が高いものを採用しているため、
メーカーで設定されているOC modeよりも更に高クロックの動作も目指すことができます。
※マニュアル設定でのオーバークロックはメーカー保証対象外となっております。設定を行う際はくれぐれも自己責任でお願い致します。
上にも書いた通り、レビューに関しては色々な所で行われておりそちらをご覧いただければ大体の情報は揃いそうな気がするので、今回はこのモデルならでは!という事で実際にコアクロックはどこまで伸びるのかを検証してみたいと思います。
※追記※
テストしたときの構成は以下の通りです。
CPU:Core i7 4770
M/B:H97 PRO GAMER
メモリ:24GB
ケース:Fractal Disign Define R5
電源:Seasonic SS860-XP2S
OS:Windows7 Home Premium 64bit
ちなみに筆者はグラボのOC経験はないので今回初挑戦。
一口にOCと言っても色々なやり方があるわけで、最終的な目標地点は目的によって異なります。
電圧レベルまで設定して、一瞬の最高クロック数を狙うのもロマンはあるのですが、リスクも大きいようなので今回は常用レベルでのOCの限界値...安全圏を図ってみようと思います。(実は良く分かってない)
まず、付属してくるメーカー標準のOCツール。
以前まではOC Guru IIというソフトだったのですが、今回のシリーズからXTREME GAMING ENGINEになりました。
インターフェースも一新され、より直感的な操作ができる様になっており、どこを触ると何が変化するのかと言った項目がわかりやすくなっています。
(どこを触ると危険なのかはパッと見分からないのでその点だけは心配ですが...)
さて、今回初のグラボOCに挑戦なので筆者もドキドキしながら適当に値を弄っていったのですが...
ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
完全にやっちまった!!!!!!再起しても同じ状態になるしやべぇ!!!!!!
.........セーフモードから一旦ドライバ削除してなんとか初期状態へ。
自己責任になりますのでホント注意しながら慎重に作業していきましょう(白目
やったこともないのに我流とか危なすぎるのは身にしみてわかったので簡単にググって再開。
OCはは当然OC Guru IIを使い、ベンチマークには3DMarkFireStrikeを使用します。
GPU VOLTAGEに関してですが、常用OCの場合電圧値を弄るのは危ないらしいです。
難易度も一気に上がるそうなので今回はそっとそのままスルーしておきました。
POWER LIMITは消費電力の調整が可能な部分となっており、上げれば強い負荷に対しても安定してパワーを発揮することが可能...との事。
まぁ消費電力の調整って部分は間違いないです。
スタッフTが搭載している電源はSeasonicの860W電源なので、MAXでも問題ないとは思ったのですが、ちょっとチキって+4%に設定。
完全に最初のやつでビビってます。ほんと、まじで。
TEMPERATURE LIMITは読んで字の如く温度の上限値に対して±を設定できる項目。
これは一目でわかったので+5℃に設定。
MAXの+8℃まで設定しても良かったのですが、ケースがDefine R5なこともあり、夏場はちょっと怖いので若干下げておきました。
ここまでは深く考えずにパパっと終了。
次からはちゃんとベンチマーク走らせながら設定していきます。
まずはメモリクロックから。
安全圏と思われるラインで一度テストをし、徐々に数値を上げていき画像が乱れ始めるポイントを発見。
今回は常用できるラインを探って行きたいのでそのポイントから-100MHzの地点を安全圏としました。
次にGPUクロックを同じように徐々に上げて行き、画像が乱れ始めるポイント...というかこれずっと画面とにらめっこしなきゃいけないの結構辛いよね...
これを普通にできる人ってすごい、尊敬しちゃう。
スタッフTは3回くらい寝落ちして見逃していたのがあったのでその分さらに時間倍増。
ベンチが完走できても良く見てみると処理がうまくいってないのか光が不自然だったりと違和感満載なのでちゃんと見張ってた方が良いっぽです。
スタッフが寝落ちしてる画像なんて貼ってもしょうがないので結局面白みもないままなんとか常用できそうなラインを発見。
というわけで、最終的な値はご覧の通りになりました。
コアクロック+124MHz・メモリクロック+1226MHz
色々な所を見てみると他のモデル等も合わせて、平均的よりやや高めというくらいかな?
少なくとも中堅ランクのモデルの中では高い方かなーと思います。
当然これよりも上位のモデルというのがメーカー毎に存在しており、それらに比べれば劣るところもあるでしょう。
ただ、そうなると金額も一気に上がっていくので高いスペックだけを求めていくのであれば今回のG1 GAMINGはコスパ良好なグラボと言えそうです。
なんて初めてOCした人が何をえらそーなって感じですが!!
何はともあれちょこっと事故も起きましたが個人的には特に難しいこともなく時間があれば手軽に出来るし、何よりどこまで性能が上がるのか見たり設定するのは思った以上に楽しかったです!
簡単なレベルなら一度やれば何となく感覚はつかめるので興味のある方はやってみるのもアリかもです。
もちろん何度でも言いますが、自己責任で壊れてしまってもメーカー保証は適用されないしお金は帰ってこないしで散々なことになるので心配な方はそのまま使う事をお勧めします。
せっかく自分でパーツを選んで自作をしているのだから、楽しめる所は楽しまないと損!
と言うわけで以上スタッフTのはじめてのグラボOC兼GIGABYTE GTX1080のレビューでした!(順番ちがっ...)