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eX.オススメ小型ケース「JONSBO U2」紹介します!

このサイズでゲームマシンが!eX.お勧めケース「JONSBO U2」!
  • 小型ながらも余裕のある内部スペースで大型ファン設置も可能な「JONSBO U2」
  • Mini-ITXでも環境を整えれば安全に高性能ゲームマシンを組むことが可能!
  • 今回はScytheさんからデモ機をお借りできましたので、色々いじってみました!
今年9月に発売されて以降、じわじわと人気を伸ばしているMini-ITXケースがこの「JONSBO U2」。小型(※)ながらも使い勝手の良さがポイント!ハイスペックゲーミングマシンだって作れちゃいます!
でも日本語でレビューをしているサイトや口コミがまだ少ない!という事で代理店のScytheさんにデモマシンをお借りしましたので、お勧めポイントをご紹介!
(※)208(W)×319(H)×233(D)mm…            
高さ(H)はインシュレーター(12mm)含まず
サイズ商品ページ
        …http://www.scythe.co.jp/case/jonsbo-u2.html
メーカー商品ページ
        …http://jonsbo.com/en/products_17.html
↓ちょっと気になる方は「続きを読む」をクリックで!

まずは外見チェック!


曲げ加工を使ったソリッドな見た目のアルミケースです。中のスペースを十分にとる為に5インチベイを無くしていますので更にソリッドに。
2mm厚のヘアライン入りアルミを使用していますので、安っぽい印象は受けません。軽くたたいても嫌なベコベコ音は出ませんので、1万円前後のアルミケースとしてはかなりしっかりしています。
フロントアクセスはUSB3.0ポートとオーディオジャック、それに電源スイッチ。リセットボタンはありませんが、この辺は見栄えとコスト重視という事で。LEDは電源スイッチの縁に仕込まれています。

冷却性能の秘密はこのあたりに。

標準のファンはバックに120mmの3Pinファン( 12V/0.3A/15dBA )が一つ。スロットの手前に3Pin/3段階切り替えのファンコントローラーもついていますが、フル回転でもかなり静かなファンですので、ファンコンは換装の時だけ使った方がいいかもしれません。
多くのMini-ITXは静音化にあたって定番の「120mm冷却ファン」が装着できず、騒音や冷却性能で不利になりがちですが、このケースなら心配はいりませんね。これは少々の大型化とトレードオフだとしても、大きなメリットです。
またスロットカバーは標準でメッシュ仕様のものが装着、底面もメッシュ+「インシュレーターで浮かせる」構造になっていますので、ここから細かくエアフローを稼ぐ事が出来ます。

フロントには多目的マウンタが装着可能で、3.5インチHDDもしくは120mmファンを装着可能です (写真は別売りの120mmファンを装着したもの)。
フロントパネルに直接ではなく、マウンタで浮かせて内側に装着する事で「サイドパネルのスリット→ケースのスリット→マウンタのスリット→120mmファン」へとエアフローを確保する仕組みになっています。
ちょっともったいない気もしますが、ここには是非HDDではなく冷却ファンを装着したいところです。

ひっくり返して底を見るとこんな感じです。このスリットからモリモリ空気を吸ってくれます。穴の開けすぎでペラペラという事もありません。
ドライブベイとして3.5インチが2.5インチのドライブを合わせて2台まで装着する事も出来ますが、消費電力の高いビデオカードを装着する時にはあまり使わない方がいいかもしれません。
またその際、電源やマザー付属のSATAケーブルのコネクタ形状がL字の場合には、別途ケーブルが必要になる場合がありますのでご用心を。

どれくらいの大きさのパーツまで入るんです?

Mini-ITXでポイントになる中に入るもののサイズですが
  • Mini-ITXマザーボード
  • 奥行き160mmまでのATX電源
  • 奥行き220mmまでの拡張カード
  • 高さ170mmまでのCPUクーラー
となっております。拡張カードは2スロットの物もOK。
やはりここでもポイントは「高さ160mm前後の、120mmファンを装着したサイドフロー型CPUクーラーが使用可能」な所です。
このサイズで静音性とケース全体まで含めた冷却能力を確保するには必須の条件と言えるでしょう。

では、早速中身を入れていじめてみましょう。

それでは早速中身を入れちゃいましょう。今回メーカーさんが用意してくれたパーツは

どうですかこのみっしり詰まってる感!
CPUはIntel製「Core i7-4770K」、マザーボードはMini-ITX最強と目される電源回路を持つASUS製の「MAXIMUS VI IMPACT」、ビデオカードも驚異の長さ170mmながら静音、高速なASUS製「GTX760-DCMOC-2GD5」と理想的な構成です。
電源もショートタイプでプラグインの「剛力短2プラグイン」なので余分なケーブルの整理をしないですみます。
ビデオカードや電源以外の冷却ファンは標準の背面120mm(最大回転)とCPUクーラー付属の120mm(PWM可変)の二つだけ。エアフローを確保する為にSSDを正規の場所でなくフロントに貼り付ける、という工夫はしましたが…果たしてこれで大丈夫なのか!?

結論:大丈夫そうでした。
恐る恐るセットアップをして、とりあえずCPUとビデオカードに実践的な負荷をかける為に
「某プ○キュア劇場版DX2のサイトを6窓開く」
「FF XIVのベンチマークを1920×1080最高設定(ウィンドウモード)で動かす」
の、「普通のATXケースでも物によっては悲鳴を上げる2つ」を同時に20分ほど行って様子を見ます。その結果がこちら。


※クリックすると拡大します

CPU温度は平均60℃前後で、瞬間最大でも69℃。ビデオチップも瞬間最大72℃で収まっています。
この状態でさらに2時間ほど経過してもこれ以上の温度上昇はみられませんでしたので、特に高負荷のゲームでも問題は無いと思われます。小型ケースでこれは素晴らしい結果です!
気になる音に関しても、高負荷時においても「うるさい」という程の音ではなく、ビデオカードのファン回転もせいぜい60%までしか上がりませんでした。
さらにアイドル時はCPUとビデオチップ温度が40℃前後になり、CPUファンが800rpm以下に、ビデオカードのファン回転も1,400rpm前後まで落ちますので一般的な「静音」の基準は十分に満たす静音性です!
因みにベンチマークのスコアは他にタスクが無い状態で9812でした。早い!

まだまだ詰めたりない!もっと入れたい!

上記の結果何も問題ないわけですが、店員の脳内で「でもさぁ…これまだ中身入るよね?」という悪魔の囁きが聞こえたのでさらに強化します。

そこで取り出したのが「虎徹デュアルファンキット」!
別売りの、120mmファンとマウント金具のセットです。これがあれば虎徹をデュアルファン化できます!
さらにケースのフロントマウントに120mmファンを追加して望みます。組み込み難易度高いです。
店員が四苦八苦して組み上がったのがこちら。


※クリックすると拡大します
…もうこれ以上入りません。
同じような音量のファンを使って数を増やしただけなので、特にうるさくなったりは感じません。
そして最初と同じ条件で出た温度がこちら。


※クリックすると拡大します

CPUからビデオカード、マザーボード、SSDと全てが2~4℃ほど温度が下がりました。
これだけ温度が下がるのであれば、組み込みの難易度が上がるのを覚悟してでも、ケース内をファンまみれにする価値はありそうです!
数字には出ていない所で電源ユニットが結構熱くなっていたのですがその辺もマイルドになっています。予算に余裕があれば長さに注意しつつ、「80PLUS BRONZE」ではなくて「GOLD」や「PLATINUM」といったもっと発熱が下がる電源を使用するといいでしょう。

まとめ。

最後にオススメポイントとご注意点のまとめを!
いいところ
  • ソリッドな見た目でしっかりした作りのアルミケース!
  • このサイズでこれだけの物を入れても十分冷やせる冷却性能!
  • 大型サイドフローCPUクーラーも楽々取り付け出来る内部スペース!
  • ATX電源が入れられるので電源容量の心配も少なく静かに!
注意点
  • 5インチベイ?知らない子ですね(ありません)。
  • ビデオカードを入れるとドライブはほとんど入りません。
  • サイドフローCPUクーラーを付ける場合はマザーとの相性に注意。
  • ビデオカードと電源の奥行き制限に注意。

というわけで長々説明して参りましたが、プラスチックっぽい見た目を避けて小型ゲーミングマシンを作るならかなりお勧めの「JONSBO U2」!
最大限ハイスペックで行く場合、ビデオカードはASUS製のショート基板を採用したGeForce GTX670とGTX760に限られますが、どちらも素晴らしいビデオカードなので問題は無いでしょう。
店頭展示もございますので、店舗にお立ち寄りの際は是非実機をご確認ください!

※この記事はPCケースのご紹介記事です。本文写真にあるPCパーツ類は別売りとなりますのでご了承ください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。