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[ゲーミングデバイスレビュー] ROCCAT最新フラッグシップマウス『Tyon』

こんにちは、スタッフKです。

この度、国内向けにも発売になるROCCAT社ゲーミングマウス『Tyon』(タイオン)のサンプルを代理店様よりお借りできましたので、この場を借りてスタッフレビューを簡単にやってみたいと思います。よろしくお願いします。

さて今回のTyonですが、今年のCOMUTEX TAIPEI 2014で発表&お披露目されて、待っていた方も多いと思います!

早速ですが写真を。

Tyon White/Black

ROCCATとしては珍しく最初からホワイト/ブラックの2色展開です! ブラックについてはラバーコーティングと思われる部分は真っ黒ではなくグレーっぽい色合いになります。両サイドの黒いプラスチック部分との違いを見て頂ければ。

色の違いについては個体差の可能性もありますが、サンプルで頂いた2個はラバーコーティングと思われる部分、ホワイトとブラックで「ほんのわずか」手触りが違うように感じました。あくまでも比べた場合の表現ですが、ホワイトの方がすべすべ、ブラックの方が僅かにザラついた感じです。(が、メーカー発表にそういう記載はないので意図したものではないと思います。気になったので一応。)

大きさについて。簡単ですがROCCAT製品で並べて見ました

Tyon White/Black

Tyon White/Black

左から Kone XTD、Tyon、Kone Pure となっています。カメラの性能が悪いので上からの画像が歪んでいますが、Tyonの筐体はだいたいKone XTDと同じ大きさになっていますので、この2機種の乗り換えは違和感ないと思います。手が大きくて合うマウスが無い! という方はオススメ。

逆にKone Pureからは相当大きさ、高さ共に違いますので「今、Kone Pureがピッタリ!」という手の小さいか(スタッフKみたいな)方は厳し目かなーと思います。特に左右ボタンの外側にある4つのボタンは手が大きくないと指が届かず、使いづらいでしょう。私はギリギリ届いて下の段だけでした。

次! Tyonでは独自の入力スイッチが二つ用意されています。その名も『X-Celerator』と『Dorsal Fin-Switch』、とどちらもカッコいい名前が付けられています。

これ

親指の上に来るサイドボタンの上にあるのが『X-Celerator』(acceleratorのもじりでしょうね)、人差し指と中指の間に挟まるかっこうの位置にあるのが『Dorsal Fin-Switch』(背びれスイッチ)です。

Tyon一番の特徴はこの『X-Celerator』。マウスには非常に珍しいアナログ入力のスイッチになっています。デフォルトではどういう設定になっているかというと、

なんとコントローラ入力に割当られており、DirectInput方式Y軸入力の上下に割当されています(ソフトで割当設定を変えればX/Y/Z軸どれでも可。またXInput方式にする事も可)。バトルフィールド4等でヘリコプター等の上昇下降操作をマウス単体で操作しやすくなったり、他にも色々使えそうですね。

なおスイッチとしてはアナログ入力ではありますが、設定としては普通のボタン同様にマクロ設定等も可能です。Ctrl+C, Ctrl+Vを『X-Celerator』キーの上と下に割り当てるなんてのもokです。

Dorsal Fin-Switch』(背びれスイッチ)ですが、標準ではチルト(横スクロール)機能が割り当ててあります。チルトといえばスクロールホイールに左右チルト機能を付けた物が多いですが「ホイールを回したのがチルトになってしまう(逆もあり)」などの「誤爆」が嫌われる為かゲーミングマウスとしてはあまり採用がありませんでした。

しかし今回のDorsal Fin-Switch』であれば機能として誤爆は少ない為、ゲーミングマウスであっても今後搭載が増えるかもしれません。個人的にはアリ、だと思います。難点は今まで「指の第二関節部分で操作する」といった事が無かったので、慣れるまでが大変そう、という所でしょうか。

■総評

フラッグシップモデルKone XTDから2年、ROCCATの新しいフラッグシップマウスとしてTyonが登場しました。Kone XTDをベースにボタンを増やした、と言っても単に増やしただけでなく「新しいスイッチ」で「新しい使い方」を提案してきたマウスだと思います。

為替の状況もあって、価格がちょっと高め(国内は13,000円程度)なので万人にオススメ! という訳にはいきませんが気になる方にはぜひチャレンジして欲しいマウスです!

(Kone PureサイズのTyonが出たら是非欲しい スタッフK)