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1月24日(金)発売!オススメMini-ITXケース「SilverStone RAVEN RVZ01」!

小型デスクトップケースに新たなる風!「SilverStone RAVEN RVZ01」!
  • 今まで「冷却に難あり」という事でビデオカードを諦めていた薄型ケース…。
  • そんなデスクトップ形状ながらもハイエンドカードが導入可能なケースが登場!
  • Silver Stoneのフラッグシップ「RAVEN」のブランドがついたその実力やいかに?
1月24日(金)発売の薄型Mini-ITXケース「SilverStone RAVEN RVZ01」!
薄型ながらもハイエンドビデオカードを設置、運用可能な「ただ入るだけじゃない」実力派ケースとの触れ込みです。
「最大約33cmの拡張カードを設置可能」「同社独自の正圧設計とダストフィルターでお掃除簡単」などの「RAVENらしさ」を備えながらも、カタログスペックだけじゃない実戦的な機能の数々を持った意欲的なケースです!
というわけで今回はちょっと組み立て手順を解説しながらご紹介します!
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まずは外見チェック!

サイズは382mm(W)×105mm(H)×350mm(D)。実際設置する場合は、それに加えてゴムスタンドと内部発熱に応じた吸排気スペースが必要になります。前面のRAVENロゴは回転可能ですので、横置きにしても縦置きにしてもデザインを損ないません。
ビデオカードは直接マザーボードに取り付けるのではなく、ライザーカード経由でとりつける為、マザーボードに対して垂直ではなく水平に設置されます。

(横置きにした際の)上面パネル吸気用120mmファン穴には、標準でマグネットフィルターと専用の厚さ15mm厚ファンが付属。底面パネルビデオカード直下には120mmファン穴が2つ、標準で1つ上面と同じ15mm厚ファンが設置されおり、電源用の空気取り込み穴も開いています。
同社お得意の正圧設計の為、スリットなどファンの付かない穴は基本的に排気用となります。デザイン性を損なわないように流線型の模様に沿って側面に開けられていますね。

とりあえずバラバラにします。フフッヒ。

なにはともあれバラしてみませんと始まりませんので上面の板をはずします。
向かって左上がマザーボード、右上が電源(SFX電源対応、別売り)マウンタ。
下半分は全て、ビデオカード設置用のスペースです。手前に見えているプラスチック製のマウンタには2.5インチSSD×2と、スロットインタイプのスリム光学ドライブを設置可能ですね。

ぐるっと90度回転させて電源まわりを。
電源マウンタの上には3.5インチHDD増設スペース、ビデオカードスペースとの仕切りが2.5インチステーになっています。
ただし、全体を見回してもケーブル取り回し用のスペースはこの付近しかありませんので、ここにドライブを設置するのは最後の手段にしたほうがいいかもしれません。

「電源マウンタ」「USB&オーディオブラケット」「ビデオカードホルダー(ライザー)」「2.5インチステー」をはずしてがらんどう状態に。解りやすくするために標準のファンやファンフィルターもはずしてあります。
電源が向かって右前面に配置される為、引き回し用のAC電源ケーブルが設置されているのがわかりますね。あとはスイッチ関係のケーブルだけです。

それでは組み立てていきましょう!まずはメイン側から。ウェヒヒヒ。

まずは外した電源マウンタにSFX形状の電源を付けます。実はSFX規格には何種類かあるのですが、奥行き100mmかつお腹にファンが付いていて、電源ファン部分が筐体から出っ張っていないものを選びましょう。
今回はとりあえず、SFX電源定番のSilverStone製450Wモデル「SST-ST45SF」をつけておきます。
SilverStoneさんによると、今後より強力なSFX電源をリリースする予定もあるようですので、小型マシン大好きユーザーとしては定期的に情報チェックをしておきたいトコロです。

後ろからぐるりと来ているAC電源ケーブルを繋いで…。

ガイド(画像赤丸部分)に合わせてスライドしてはめ込み、ネジ4本で固定します。
3.5インチドライブをつけたい場合は固定前につけておきましょう。

標準では上面1つ、底面1つ、専用の15mm厚120mmファンがついていますが、今回は強力なビデオカードを入れるのと、CPUクーラーも背の高いものに換装するため(上面につけたままだと当たってしまう)、上面ファンをはずして底面に持ってきます。これでダブルファンだ!もちろん吸気です。
因みに調子に乗ってケーブル整理していますが、この状態だとマザーまで届かなかったので後で再度ケーブル配置し直してます。トホホ。

今のうちにビデオカード用の電源ケーブルも配置しておきましょう。
2.5インチステーもケースのガイド(画像赤丸)に沿って設置、ネジ2本で固定します。画像青丸部分がケーブルを通す穴になっていますので、固定前にAC電源ケーブルとPCI-Express電源ケーブルを通しておきましょう。
ここに2.5インチドライブを設置するのも固定前がいいでしょう。

事前にCPU、メモリ、CPUクーラーを装着したマザーボードを用意します。
上面ファンを外した場合は高さ83mmのCPUクーラーが使用可能ですので、今回は入手性と互換性、そして冷却能力に優れた「Thermalright AXP-100」を装着。
ついでに底面ファン用の電源分岐&延長ケーブルをマザーに繋いでおきました。これでファン電源を付ける際に全バラシなどしないで済みます。便利!

マザーボード固定後に電源関係のケーブルを繋ぐのはこれまた非常に大変ですので、取り付け前にメイン電源ケーブル、EPS12Vケーブル、フロントパネルケーブル、SATAケーブルは繋いでおきます。ちょっとうまくいかなくてSATAは後でつなぎ替えたのはナイショです。
フロントパネルケーブルのようにバラバラになっているものも、出来るだけケーブルタイ(インシュロック)でまとめておくと後で楽が出来ますので、先にやっておきましょう。

あとはマザーボードを固定して、USB&オーディオブラケットとケースファン電源ケーブルを取り付ければ、とりあえずここは終了!
ケーブル関係は後で使うものと使わない物を分けておいて、使わない物はできるだけまとめておきましょう。
エアフローに関係なさそうな空きスペースがあればとりあえずねじ込んでおくのです。えいえい。

そして問題のビデオカード設置!とぉぉ↑おう↓!

そしてここが最大のポイント!なんと言ってもこのケース最大の特徴は「デスクトップケースなのにライザーカード経由で大型ビデオカードを設置可能!」という所ですので使わない手はありません。
ケース半分を覆うプラスチック製のホルダーにライザーカードを取り付けます。

先にSSDを2.5インチベイに取り付けます。

そして今回の獲物はNVIDIA GeForce GTX680 (リファレンスクーラー版)。
450W電源ではかなり厳しいのですが、強力なSFX電源が出ると信じてとりあえずこれにします。
PCI-Express端子の延長基板を取り付けて…

合体!
ビデオカードのブラケットははライザーに直接ネジで固定。
本当は手前にもう一つゆがみやずれを防止するプラスチックホルダーがあるのですが、サンプル品には入っていませんでしたのでとりあえずナシで…。
製品版にはちゃんと入っていますので、マニュアルを見ながらお取り付け下さい。

ビデオカードに電源ケーブルを挿しこんで、ライザーカードを真上からマザーボードのPCI-Expressに取り付けネジで固定!
斜めに挿してマザーやビデオカードを破損させないように注意しましょう。
終わったらSSDにSATAと電源のケーブルを取り付ければ完成!
ケーブルは出来るだけまとめておきましょう~。

サイドパネルを閉めて完成!

サイドパネルを閉めてファンフィルターを取り付ければ完成っ!ファン穴からチラっと見えるAXP-100が可愛いです…。
正直、「横置き縦置き両用の薄型ケースでハイスペックマシンが組める!」というのを「いや、入るは入るけどさ…」じゃなくて「お、イケるイケる!」という感じで実現したのはこのケースが初めてじゃないでしょうか。
現状、手軽に手に入るSFX電源で一番強力なのはSilverStone製の「SST-ST45SF-G」ですので、安全にオススメ出来るのは「100W以下のCPUに150W以下のビデオカード」や「65WのCPUに200W以下のビデオカード」あたりの組み合わせが最大になってしまいますが、それでもたいした物です。

付属のゴム足も非常によく出来てまして、サイドのスリットに指定の方向で取り付け、組み替えする事で横置きにも縦置きにも対応可能なマルチ仕様です。
冷却の面でどうしても前後上横とスペースは必要になりますが、それでもこのサイズと設置方法の柔軟さはかなりのものです!

まとめます。

最後にオススメポイントとご注意点のまとめを!
いいところ
  • ライザーカードを使い、デスクトップ形状ながらも大型ビデオカードが増設可能!
  • サイズの割に高めの冷却能力。CPUクーラーも最大83mmまで装着可能。
  • ドライブもスリムスロットイン光学、2.5インチ×3 + 3.5インチ×1と結構載ります。
  • 独自の正圧設計により、埃が内部に入りにくく、フィルターで掃除も簡単。
  • 付属のゴム足で縦設置も横設置も可能。
注意点
  • 組み込み難易度はITXケース最高レベル。ケース構造を理解してから組み立てましょう。
  • ネジの数と種類が多め。どこにどのネジを使うかよく考えながら組み立てましょう。
  • 電源がSFX形状なのであまり無理は出来ません。後の新商品に期待?

というわけで長々説明して参りましたが、これからのデスクトップ型ケースの未来を感じる、ハイスペック対応可能な「SilverStone RAVEN RVZ01」。
腕に覚えのある自作ユーザーなら是非一度使ってみていただきたい!ちょっとクセになっちゃうかも!?そんなケースです。
店頭展示もございますので、店舗にお立ち寄りの際は是非実機をご確認ください!

※この記事はPCケースのご紹介記事です。本文写真にあるPCパーツ類は別売りとなりますのでご了承ください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。