最上位ゲーミングノート『GT83VR 7RF TITAN SLI』大特集!
ついに発売された、MSIゲーミングノートの最上位モデル。驚異的なパフォーマンスを持つGT83VR 7RF TITAN SLIを 特集します!
■はじめに■
ゲーミングノートという存在がゲーミングPCという選択肢に登場してよりしばし。
当初はデスクトップに対しスペックが抑えめだったラインナップはしかし、様々な進化を経て今やデスクトップに勝るとも劣らない性能となっています。
その究極系とも言えるのが、今回紹介するMSIゲーミングノートの最上位、GT83VR 7RF TITAN SLIです。
もはやゲーミングに大きなデスクトップは不要なのかもしれません!
そのウルトラハイエンドの世界、覗いてみましょう!
一口に『ハイエンドPC』と言ってみても、その性能は様々。動画編集に向くマシン、ゲーミングに向くマシン。 あるいは、その両方を兼ね備えたモデルなど、用途に対し、様々な選択肢があります。
今回リリースされた『GT83VR 7RF TITAN SLI』が何をもって最上位とされるか。その要素のひとつが搭載CPUです。
本製品には最新の第7世代インテルプロセッサー、Core i7-7920HQが搭載されています。
これまではいかなハイエンドなゲーミングノートPCとは言っても発熱管理の観点から クロックを落としたモバイル向けのCPUを搭載することが常でした。
しかし本製品『GT83VR 7RF TITAN SLI』においてはなんと、通常3.1GHz、 ターボブーストで4.1GHzまでクロックの上昇するデスクトップモデルとなんの遜色もないCPUを搭載しています。
結果として従来品よりも明確にハイエンドな処理が実現し、ゲーミングだけではなく非常に多岐に渡って活躍が期待できます。
MSIの他ゲーミングノートでも採用されているM.2 NVMe(PCIe Gen3 x4接続)ストレージ。
通常のSATA接続ストレージに比べ最大5倍にも及ぶパフォーマンスを発揮するユニットですが、なんと本製品ではこれを基本に、 さらに高速運用を目的とした『RAID 0』を構成。
ストレージがより高速になることで、Windowsなどのシステムはもちろんのこと、 ありとあらゆるアプリを爆速にて運用することが可能になっています。
また、システムドライブ以外も PCIe 3.0 対応SSDを搭載しているのでデータドライブに関しても超高速に運用することができるようになっています。
本製品のハイエンド機能の中でも間違いなくも過激なのがこのビデオチップです。
ゲーミングノート最大の特徴とも言えるビデオチップの搭載。そこに現行最上級クラスであるGTX 1080を、しかも二基搭載しより高速に運用できるSLIを構成しています。
これによりデスクトップを含めた多くのゲーミングPCと比較しても最上位の性能を有し、VRや4K出力を含めたあらゆるシーンでの活躍が見込めます。
これだけの性能を持った本製品ですが、この後紹介する『Cooler Boost Titan』によってしっかりした冷却も実現し、ゲーミングモデルとして非常に高い完成度を誇ります。
さて。ここまで本製品がいかにウルトラハイエンドであるかを見てきましたが、 性能が高まれば当然付きまとうのは「発熱の問題」です。
ハイエンドのパーツになればなるほどその消費電力は高まり、 発熱していまいます。本製品がそれらに際し導入したのが『Cooler Boost Titan』です。15本のヒートパイプと 従来のファンよりも30%以上エアフローが向上した29枚の"Whirlwind"ブレードを搭載したファン2基+超薄型ブレード 23枚のファン1基で構成された冷却システムが強力に熱に対処します。
15本のヒートパイプは、CPUとGPUそれぞれの熱源に 併せてレイアウトされており、本数や配置が最適化されているとのこと。冷却に関しても強力なブラッシュアップが為されているのがわかります。
同じベンチマークを起動している従来MSIノートと比べると、実際に触れてわかるほど発熱には差が感じられます。
これだけの冷却性があれば長時間のゲーム運用も問題なさそうです。
製品では先に紹介した『Cooler Boost Titan』の他にも独自技術『SHIFT』によってパフォーマンスを出来る限り維持したまま省電力化を図ったり、 逆に可能な限りの省電力化を図ってバッテリーの持ちを最大化したりとユーザー任意の設定での運用が可能となっています。
動作モードはキーボードの『Fn』+『F7』のショートカットキーやファンの回転数やPCのハードウェア設定をソフトウェア上から制御可能なユーティリティーソフト 『Dragon Center』からいつでも自由に設定・変更できるようになっています。
ノートパソコンにおいては文字通り切っても切れない関係である液晶パネル。
本製品では、最高の色精度と優れた色再現性を誇るという 「IPSレベルタイプ」液晶パネルを搭載しています。
IPSレベルタイプ液晶パネルとはIPS液晶パネルが持つ視野角上下左右178度に相当する視野角を持った 液晶パネルの総称。これにより従来のTNパネルと比較して、画質はおよそ40%シャープに、 鮮やかさはおよそ20%向上し、どの角度からでも安定した美しい発色を提供したとのこと。
フランス軍の音声解析技術から生まれたというNahimic(ナヒミック)エンジンは 、3D処理による臨場感豊かなバーチャル7.1chサラウンドを実現するユニット。
ゲーム内の敵の足音や銃声、爆発音をリアルに再現し、 ゲームの臨場感をさらに高めてくれまるでしょう。
また、『サウンド by DYNAUDIO』4+1スピーカーシステムの搭載により音声出力 に関してもブラッシュアップ。
左右2基ずつのスピーカーと1基のウーファーを搭載( オーディオチャンネルは2.1ch)ノートパソコンとして最上級のオーディオ環境を構築しています。
さて。ここまで内部的なシステムについて本製品がいかにゲーミングモデルとして高いレベルで完成しているか書いてきました。
が、 まだまだご紹介したい点は尽きません。それが高い耐久性を誇る「CHERRY MX SPEED RGB」 シルバー(銀)軸キースイッチの搭載です。
ゲーミングPCに必要不可欠なのは、なにも内部的な性能だけではありません。直接手が触れ、操作するデバイスは最も重要な部分のひとつ。
本製品に搭載されているCherryのキースイッチ「Cherry MX Speed」は、キー荷重45g、アクチュエーションポイント(キーが反応する深さ)が1.2mmと非常に浅く 、反応速度やキー入力の速さに重点を置くFPSゲーマーやMOBAプレイヤーにとって有利になりやすいキーボードです。
また、近年のLEDドレスアップの流れもしっかり汲み、マルチカラーバックライトを内蔵。ソフトウェア上から色やパターンなどを制御可能になっています。
また、筐体キーボード右にはタッチパッドとしても利用可能なタッチパネル式テンキーも搭載されています。
大型のゲーミングデスクトップなしでも優れた環境を構築してくれることは間違いなさそうです! こちらの製品はなんとお持ち帰り可能となっています。 店頭では実機も御覧頂けますので、 ノートパソコンの最上位モデルに興味が......というお客様は是非店頭まで。 ベンチマークなども御覧頂けちゃいますよ!
■ギャラリー■
真ん中の機種が今回紹介したGT83VR 7RF TITAN SLIです。筐体としてはやはり大きめ。
本製品はこのACアダプターを二基使用します。なかなかの重量感です!
製品仕様
製品型番 | GT83VR 7RF-001JP |
OS | Windows 10 Home |
搭載CPU | インテル® Core™ i7-7920HQ (3.1GHz / Turbo 4.1GHz)4C8T |
液晶パネル | 18.4インチ フルHD(1920×1080)、ノングレア、IPSレベルタイプ TRUE COLORテクノロジー搭載、sRGBカバー率100% |
搭載メモリの規格 | DDR4-2400 SO-DIMM 32GB(16GB×2) |
ストレージ | Super RAID 4 256GB (128GB SSD×2、M.2 NVMe準拠PCIe Gen3) +1TB 7200rpm HDD(SATA3) |
チップセット | インテル CM238 |
グラフィックス機能 | NVIDIA® GeForce® GTX 1080 8GB GDDR5X ×2(SLI) |
スピーカー | Sound by DYNAUDIO ステレオ4スピーカー+1ウーファー |
光学ドライブ | BD Writer |
ウェブカメラ | Full HD type (30fps@1080p) |
カードリーダー | SDHC/XC/UHS-I/-II対応SDカードスロット×1 |
有線LAN | Rivet Networks Killer E2500 GBLAN+Killer Shield K9000 |
無線LAN | Rivet Networks Killer Wireless-AC 1535(2x2 IEEE802.11a/b/g/n/ac) |
搭載メモリの規格 | DDR4-2400 SO-DIMM 32GB(16GB×2) |
Bluetooth | Bluetooth4.1 |
Super Port | 1(Thunderbolt3(USB Type-C)) |
HDMI出力 | 1(Support 4K@60Hz) |
USB3.0コネクタ | 5ポート |
マイク/ヘッドホン | ヘッドホン出力×1、マイク入力×1 |
ミニディスプレイポート | 1ポート |
キーボード仕様 | SteelSeries製日本語メカニカルタイプ シルバー軸 キースイッチ使用 マルチカラーLEDバックライト付 |
SPDIF出力 | 1(S/PDIF光角形) |
ACアダプタ | 330W×2 |
バッテリ | リチウムイオン内蔵型 8セル 5,225mAh |
ESS SABRE HiFi | サンプリングレート32bit/384kbps対応、S/N比127dBA DNR対応 |
外形寸法 | 幅458×奥行339×厚さ42~69mm(折り畳み時・突起物を除く) |
質量(㎏) | 5.5Kg (バッテリー含む) |
保証期間 | 保証:お買い上げ時より2年、修理:製品発売日から起算して3年間 |