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【サポート】グリスの塗り過ぎにご注意

梅雨も開けて気温も高くなり、CPUクーラーの交換を検討される方も

多い時期になりました。そこで、サポートでもお問い合わせいただく

ことの多いCPUのグリス(サーマルグリス)についてのご案内です。

CPUクーラー取付の必需品のCPUグリスですが、リテール品のCPUに付属の

CPUクーラーにはあらかじめグリスが塗布されているため、意外と自分で

塗り直す機会は少ないものです。

逆に単体販売されているサードパーティー製のクーラーでは、クーラーに

付属のグリスを自分で塗るようになっていることが一般的です。CPUに

付属のクーラーのグリスを自分で塗り直しする場合でも同じことが言えますが、

CPUのグリスは多過ぎても少な過ぎてもいけません。

201507_Thermalgrease2.JPGのサムネイル画像

【塗り過ぎの例】
グリスを一本使い切る勢いで使用すると、↑の画像のような状態になります。
ヒートスプレッダからはみ出たグリスがCPUソケット内にまで浸入
しかねない危険な状態です。 ソケット内にグリスが浸入すると、
動作不良や故障の原因になるほか、メーカー保証が効かなくなる場合もあります。
201507_Thermalgrease3.JPGこのくらいの用量でも...

201507_Thermalgrease4.JPG

ご覧の通り不足はありません

グリスの用量・塗り方にはいくつか手法があり、

ヘラを使って薄く塗る方法が広く知られていますが、

グリスの厚みを考慮しないといけないのが難点です。

サポートセンターでオススメしている方法は、

上の画像のようにCPUの中心に米粒2~3粒分程度を盛り、

ヘラは使わずに直接CPUクーラーを取付けて、ヒートシンクで

自然に押し広げる方法です。 この方法なら適量をCPUの中央に

盛るだけで済みますので、失敗も少なく簡単でオススメです。

CPUクーラーの取り替えの際に、ぜひお試し下さい。