【サポート】壊的ビフォーアフター(マザーボード編)
本日ご紹介するパーツはマザーボード。
かつてはCPUクーラーを外す時に固化したグリスによって、
貼り付いたCPUがCPUクーラーと一緒に外れてしまったり、
その際にCPUのピンが曲がってしまうなどのトラブルが多々ありました。
しかし、今のIntel CPU用のマザーボードはLGAソケットが採用されたことで、
CPU側のピン曲がりは無くなりました。 ただし、マザーボード側のLGAソケットは
そうはいきません。 1000本以上のピンから構成されたソケットは非常に繊細なつくりとなり、
取り扱いを誤ると簡単にピンが曲がってしまうのです。
ソケット側のピンが曲がっていると「起動しない」「メモリスロットの一部が機能しない」
などの症状が発生します。 そして、ピン曲がりは破損扱いとしてメーカーの保証対象外と
なってしまいます。
●LGAソケットのピンを曲げない為の注意点
「ソケットに物を落とさない」「CPUを逆向きに入れない」等に注意することはもちろんですが、
「静電防止手袋を着けたままCPU取り付け作業を行わない」ことも重要です。
手袋を着けているとCPUを取り落としやすいのもありますが、
何よりも手袋の指先部分がソケットに触れ、繊維でピンを引っ掛けて曲げてしまう
恐れがあるからです。
また、ソケット保護用のプラスチックカバーの裏側には突起があるので、
外すときにソケットの上を滑らせないこと、付け直すときに金属カバーの
内側に取り付けることがないように気をつけましょう。
CPUの取り付けに自信が無い貴方は弊社のCPU取付サービスを是非ご利用ください。