【サポート】そうだ、グラフィックボードを増設しよう! でも、その前に...
最近のグラフィックボードは性能も向上しているほか、アイドル時の消費電力が落ちてきて、
3~4年前のパソコンに増設や交換を検討される方も増えてきました。
最新のグラフィックボードを増設しようとしているパソコンやマザーボードが
2012年頃に購入している製品の場合は注意が必要です。
ある世代以降のグラフィックボードが使用できない可能性があります。
具体的には下記の様な症状が発生します。
「画面が全く映らない」
「BIOSメニューには入れるがOSの起動には至らない」
「電源を入れ、メーカーのロゴが表示されたまま先に進まない」
「画面左上でアンダーバーが点滅表示されたまま先に進まない」
この問題はマザーボードとグラフィックボードの双方のBIOSに起因しています。
「ファストブート」や「セキュアブート」といった新しい機能に対応していくために、
グラフィックボードのBIOSが「UEFI」方式へと切り替わって移行が進んでいます。
このUEFI方式のBIOSを搭載したグラフィックボードと、2012年頃に
販売されていたパソコンやマザーボードとの組み合わせで多数の
不具合報告が上がっています。
▼特に症例報告が多いマザーボード(チップセット)
インテルP67・Z68などの60番台および、H77・Z77・X79など70番台
チップセットを搭載しているマザーボード
▼グラフィックボードのUEFIへの移行状況
GeForce:GTX 600シリーズ後期生産品、GTX 700シリーズ以降
Radeon:R7/R9シリーズ以降
※これより前の世代のグラフィックボードでも、UEFI化されている製品もあります。
パッケージに「Windows 8 Ready」と記載されているグラフィックボードは、
UEFIになっている可能性が大きいです。
◆もし不具合が出たら・・・?
マザーボードのBIOSの設定変更(セキュアブートの無効化、レガシーサポートの有効化)や
BIOSの更新(アップデート)で解決するケースもありますが、 マザーボード側にそういった
設定項目が無かったり、更新用のBIOS自体が提供されていない場合は解決不能と
なります。 その場合には、BIOSがUEFIになっていないグラフィックボードを探すか、
マザーボードの交換が必要です。
これからのご購入を検討されている場合には、ご購入の前にツクモ各店のグラフィックボード
コーナーにてご相談ください。