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【サポート】大ネタ:M.2のSSD

さあ、M.2端子のSSDを導入しよう

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登場から2年が経過し、価格もこなれて、種類も増えてきたM.2(エムツー)端子のSSDですが、

SSDを購入する前に確認しておかないといけないポイントがあります。

それは、マザーボードとM.2端子のSSDの内部信号(インターフェース)

SATA(Serial ATA)PCIE(PCI Express)のどちらの規格になっているのかということです。

物理形状(フォームファクタ)はどちらもM.2のため取り付けはできますが、

内部信号が異なる組み合わせだと動作せず、認識すらしません。

同じような違いのある規格としては、

mini PCIe(mini PCI Express)とmSATA(Mini SATA)があり、

これも物理形状は同じで内部信号が異なるものでした。

しかし、これらは無線LANカードやSSDなど取り付けるデバイスの種類そのものが異なるため、

マザーボードだけを確認すれば間違えずに済みました。

ところが、M.2の場合は物理形状も同じなのはもちろん、市販されているデバイスも

現在のところSSDに限られているため、 マザーボードだけでなくSSDの規格も確認しておく

必要があります。 だいぶわかりづらくなっていますので、表にすると下記のとおりとなります。

  M.2 SATA SSD M.2 PCIE SSD
SATA専用スロット 動作 動作せず
PCIE専用スロット 動作せず 動作
PCIESATA両用スロット 動作 動作

つまり、マザーボード側がどちらかの専用スロットになっている場合には、SSDを買う前に注意が必要です。

では、どのような流れになるのか、確認してみましょう。

1. マザーボードのスロットの確認

M.2スロットがついているかどうかはもちろんですが、 まずはマザーボードのメーカーや販売代理店の

製品ページや製品に付属のマニュアル(製品を持っていなくてもメーカーのサポートページで

ダウンロード可能 な場合が多いです)をみて、 スロットの内部信号の対応規格を確認しましょう。

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マザーボードのスペック表示の例(ASUS SABERTOOTH X99の製品ページ)

こちらの例の場合、PCIE専用スロットとなっており、 M.2 SATA SSDは動作しない

ことがわかります。 マザーボードのスロットを調べた結果、

専用スロットになっている場合には、買おうとしているM.2 SSDの内部信号の規格を確認しましょう。

マザーボードのスロットを調べた結果が、PCIE・SATA両用の場合には、M.2 SSDの内部信号の

規格に関わらず、どちらのSSDを取り付けても動作します。

2. SSDの内部信号の規格の確認

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製品ページの例(PLEXTOR PX-512M6G-2280)

マザーボードのスロットが専用端子だった場合には、

M.2端子のSSDのメーカーや販売代理店の製品ページをみて、

SSDの内部信号の規格を確認します。

SSDの製品ページには左の画像のように、内部信号

(この例だと「インターフェース」と表記)が記載されています。

こちらのSSDの場合、M.2 SATA SSDとなっており、

PCIE専用スロットのマザーボード では取り付けても動作しません。

このことから、こちらの例の組み合わせの場合、上記で調べたマザーボードでは

使えないことがわかります。

動作しない組み合わせの場合には、 マザーボードのスロットに対応した

内部信号になっているSSDを探すようにします。

調べてもよくわからない場合は?

すでにM.2端子のSSDを搭載するマザーボードを持っている場合には、

マザーボードのメーカーや販売代理店のサポート窓口に問い合わせをしてみるのもいいでしょう。

もし、店頭にご来店いただいてM.2端子のSSDをご購入のご予定でしたら、

マザーボードの型番を控えてからご来店いただき、SSD売り場でスタッフにご相談ください。

また、M.2端子のSSDのご購入の際には、ツクモ交換保証へのご加入をおすすめいたします。

ツクモ交換保証があれば、「自分でしっかり調べておいたはずなのに、

買って取り付けてみたら、実は規格が違って動かなかった!」という場合でも、

差額で価格が上位のSSDと差額交換が可能です。

※規格が違って動かない場合には、製品の初期不良にはあたりません。

その場合、ご購入時にツクモ交換保証のご加入がございませんと、交換はできません。