【サポート】 Windows 10のススメ -インストール編-
さて、2015年8月1日に販売開始されたWindows 10ですが、
最新のプラットフォーム(Intel Skylake世代)で自作する場合には、
OSはWindows 10を選んだほうがインストールの手間も少なく、
最新のOSのため長い期間使えます。 それでは、そのメリットをみていきましょう。
●インストール時にxHCI(USB3.0)やNVMeのドライバを持っているため、
インストールメディアからそのままインストールできる。
これはWindows 10(またはWindows 8.1)にあって、Windows 7にはないメリットの
ひとつです。 特に、Intel最新のプラットフォームである Intel 100シリーズチップセット
搭載マザーボード(と、Braswellコア以降のAtom搭載マザーボード)から、
チップセットでのEHCI(USB 2.0)サポートが打ち切りとなっています。
こういった最新世代マザーボードへWindows 7をインストールしようにも、
Windows 7のインストールディスクにはxHCI(USB3.0)のドライバが含まれていないため、
USB 2.0端子がついていてもインストール作業には使用できません。
そのため、インストール作業がたいへん面倒な場合があります。
なお、Intelの最新のプラットフォームでWindows 7をインストールする場合には、
具体的には次の手順のいずれかを行なう必要があります。
- xHCIドライバを組み込んだインストールディスクを作成する
※イメージを作成するためのPCが別にないとできません。 マザーボードメーカーによってはツールを提供している場合がありますが、基本的には、Microsoftのサイトから必要なユーティリティ等をダウンロードして、 コマンドプロンプトでコマンド入力しての作業が基本になるため、おすすめしていません - PS/2キーボード・マウスとSATA接続の光学ドライブでWindows 7とデバイスドライバのインストールをおこなう。その後、 実際に使用するキーボード・マウスに入れ替える。
※PS/2端子がついていないマザーボードではできません - マザーボードメーカーによりWindows 7をインストールさせるための補助機能が搭載されている場合、その補助機能を使用してインストールを行なう。
※対応しているマザーボードでないとできません。詳しくはご購入の前にマザーボード売り場でスタッフにご相談ください
さらに、NVMeのドライブにWindows 7のインストールを行なう場合、
この記事ではご紹介しませんが、更に手間がかかる作業が生じます。
Windows 10(またはWindows 8.1)にすれば、手間もかからず、ディスクから
たち上げれば簡単にインストールできます。
特に、初めての自作をされる方にはWindows 10をおすすめいたします。
●Windows 7と違って、インストール時の挙動が不安定になりにくい。
Intel 8シリーズチップセット以降のIntelプラットフォームのマザーボードでは、
Windows 7のインストール時にキーボードやマウスなどのUSB機器がうまく
認識されなかったり、 インストール途中の再起動がかかる段階で勝手に
インストールディスクからBOOTされてしまったり、
といった挙動がみられることがあります。 これは最新のマザーボードにWindows 7の
インストールディスクが対応できていないために起きる仕様となっています。
しかし、Windows 10(またはWindows 8.1)ならこういったことに悩まされることなくインストールができます。
さらに、最新OSのWindows 10ならインストールしたあとも、下記のように長く使えるメリットがあります。
- IntelのSkylake世代CPUでもきちんとサポートされる
※Skylake世代CPUのPCでは、Windows 7とWindows 8.1は2017年7月17日までのサポートとされています - IntelやAMDの次世代CPUに載せ換えても使える
※Windows 7とWindows 8.1はIntel・AMDの次世代CPUではサポートしないとされています
今後のことを考えると、Windows 10は手間もかかりませんしおすすめです。
新規での自作の際にはWindows 10をご検討になってはいかがでしょうか。