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【サポート】最新HDD事情【パーツ全カテゴリ】

ドライブの進化といえば、SSDの進歩が著しいのが印象的ですが、

HDDも目立たないながらも新しくなっている変更点があります。

ちょっとした内容でも取り付けや動作そのものにも関わる内容を

ご紹介します。

●Serial ATA revision 3.2による電源仕様の変更

Serial ATA revision 3.2(以下SATA 3.2)規格自体は2013年に策定されていますが、

今年になってSATA 3.2に準拠したドライブが登場してきました。

SATA 3.2での大きな変更として、電源コネクタの仕様が変わり、

3.3Vの電源供給が廃止されています。 その代わりに3.3Vに使用されていた

3つのピンのうち、2つはReserve(将来の規格のために未使用として残しておく端子)

となり、1つはPower Disable Controlとなりました。

これによってどういうことが起きるかというと、

SATA 3.2に準拠したドライブにSATA 3.1以前のSATA電源ケーブルを接続しても、

ドライブの電源は入りません。

201607_HDDarekore2_1-s.jpg

SATA 3.1までのSATA電源ケーブルで繋ぐと、上の画像のようになりますが、

これだとSATA 3.2に準拠したドライブでは電源が入りません。

そこで、SATA 3.2に準拠したドライブを動かすのに役立つアイテムがこちら!

201607_HDDarekore2_2-s.jpg

既視感のある何の変哲もない「4ピン ペリフェラル・SATA変換ケーブル」ですが、

4ピン ペリフェラルにはもともと3.3Vの配線がないため、

ここから変換することで、SATA 3.2に準拠したドライブでも

問題なく動作させることができます。 実際につないでみましょう。

201607_HDDarekore2_3-s.jpg

これで正常に動作するようになります。

SATA 3.2に準拠したドライブはまだ少ないですが、今後は各社から

対応製品が増えてくることが想定されます。

最新のHDDを取り付けても動作しない場合には

4ピン ペリフェラルから変換して電源ケーブルを繋いでみるようにしましょう。