【サポート】メモリ増設はチップ数に注意 Part.2 - デスクトップパソコン(Intel CPU)編 - rev.2
※こちらの記事は2015年12月15日掲載「メモリ増設はチップ数に注意 Part.2 - デスクトップ(Intel CPU)編 -」を改訂したものです。
以前にDDR3メモリ対応ノートパソコン向けの内容を掲載しましたが、
今回はまだお問い合わせの多いデスクトップパソコン(Intel CPU)編となります。
2010年以前にリリースされているDDR3メモリ対応のIntel社製チップセットが
搭載されているマザーボード(下記一覧参照)やデスクトップパソコンで、
4GBのメモリモジュールの増設を考えている方は、
メモリに搭載されているDRAMチップの数には要注意です。
- 「Intel 3シリーズ、4シリーズチップセット(LGA775)」搭載機種
- 「第1世代 Intel Core i(9xx)シリーズCPU(LGA1366)」搭載機種
- 「第1世代 Intel Core i(8xx, 7xx, 6xx, 5xx)シリーズCPU(LGA1156)」搭載機種
- 「Intel Pentium(G6xxx)シリーズ、Celeron G1101(LGA1156)」搭載機種
- 「第1・2世代 Intel Atom(PineView、CedarTrail)シリーズCPU」搭載機種
※スペックの詳細はマザーボードのマニュアルで、メーカー製デスクトップパソコンの場合は取扱説明書等で、それぞれご確認ください。
これらのCPUやチップセットが搭載されたマザーボードやデスクトップパソコンでは、
「2Gbit DRAM」を使用する事が前提となっており、 現在主流の「4Gbit DRAM」では動作しません。
そのため、これらのマザーボードやパソコン本体では、4Gbit DRAMが前提となる8GBや16GBのメモリは使用できません。
そこで、最大までメモリを増設する場合には、4GBのメモリを使用することになりますが、
その際は2Gbit DRAMの使用された4GBのメモリが必要となります。
これを簡単に見分ける方法はないのでしょうか。 実はメモリ基板上のDRAMチップの数を確認するのが一番簡単です。
2Gbit DRAM 採用4GBメモリ | 4Gbit DRAM 採用4GBメモリ |
こちらの画像のように、 4GBメモリの基板上の
「DRAMチップが両面あわせて計16個」だと「2Gbit DRAM(左側の画像)」採用品となり、
「DRAMチップが両面あわせて計8個」だと「4Gbit DRAM(右側の画像)」採用品
となります(参考画像はイメージです)。
※4Gbit DRAM採用の4GBメモリでは、メモリによっては画像と異なり、片面に4個ずつ搭載されていて両面あわせて8個になるメモリもあります。