【サポート】M.2端子のNVMe SSDの分かりにくい落とし穴に注意
祝、昇格(なんの話?)。それはさておき
普及が進んできたM.2端子のNVMe SSDですが、利用するうえで気をつけたい注意点があります。
それは2017年時点では、M.2端子のNVMe SSDに対応したUSB接続の外付けケースが存在しない
ということです。
従来のHDDの場合だとUSB接続の外付けケースを使用して、余ったHDDを入れて外付け
HDDのようにして使う、という使い方が思い浮かびます。 しかし、2017年現在、
M.2端子のSSD用のUSB接続の外付けケースは
内部信号がSATAだけに対応、または内部信号がPCI ExpressでAHCIプロトコルだけに対応
となっています。
※内部信号がPCI ExpressでAHCIプロトコルのM.2端子のSSDは発売初期のものだけで、現行製品では存在しません。
現在はPCI Expressに最適化されているNVMeプロトコルのSSDのみとなっております。
こうした事情で、2017年現在、M.2端子のNVMe SSDはUSB接続の外付けケースに入れて
使うことができないのですが、
単純にUSB接続の外付けケースに入れて使わなければ関係ないということでもありません。
これはマザーボード等の故障でパソコンが起動できなくなった等の場合に、
M.2端子のNVMe SSDをUSB接続の外付けケースに入れてデータを取り出すことができない
ことを意味しています。
正常に動作しているときこそ問題にならないため、気がつきにくい落とし穴になっています。
M.2端子のNVMe SSDにOSや入れたりデータを入れたりしている場合には、
定期的にHDDなどのメディアにバックアップをとる
ようにしましょう。
イヤ、M.2でない方もデータのバックアップは定期的に且つこまめに
お取りくださいますようお願い申し上げます。何かあってからでは
助からないかもしれません。