【TEAM GRAPHT eSPORTS PRO GEAR STORE NAGOYA】RAZERのFPS向けマウス比較
往年のプロ御用達DEATHADDER系最新型、DEATHADDER ELITEと
新型FPS向けマウスとして登場したBASILISKを比較。
ペーパースペックもサイズも殆ど同じで、見た目上で性能は変わらない。
それもそのはず、センサーは同じPIXART製PMW3389。
では、BASILISKとDEATHADDER ELITEの違いは何だろうか。
左:DEATHADDER ELITE 右:BASILISK
見た目からわかる点は、第一に形状である。
DEATHADDER ELITEは丸くやや膨らんだIE3.0クローンの基本的な形状。対してBASILISKは親指が当たる部分を窪ませ、親指を支えるスカート状の下面形状をしている。
LogicoolのG502系のに近い雰囲気で、握った感じはBASILISKの方がDEATHADDER ELITEより一回り小さく感じたが、実測サイズはじつはあまり変わらない。
左:BASILISK親指周辺形状 右:DEATHADDER ELITE親指周辺形状
外観で大きく違う点のもう一つといえば、BASILISK側面、親指前方に搭載されたボタンはDEATHADDERには存在しない。
この「DPIクラッチ」は二つの長さを選択できるようになっており、取り外し交換できる。これにより、手のサイズによる届かない又は誤って押してしまう等のエラーを回避しやすくなりそうだ。また、要らない人はカバーをして無いものとして扱うこともできる。
左:BASILISK側面ボタン配置 右:DEATHADDER ELITE側面ボタン配置
底面にある小さなホイールを外観上の違いと数えるかは微妙だが、これにも大きな意味がある。
Resistanceと書かれたこれは、+あるいは-に回すことによってマウスホイールの抵抗を調整することができる。
素早く回る方がよいこともあれば、PUBGのようにマウスホイールによる武器選択ができるものだと、確実な操作を求められる場合もある。この機能があれば、マウスホイールの感触、重さで悩むことは少なくなるだろう。
BASILISK下面。Profileボタンと調整用ホイールがある。
DEATHADDER ELITEと同等のスペックに加えDPIクラッチ、マウスホイール抵抗調整機能を持つBASILISKは、e-SPORTSにおける新しい選択肢と言える。DEATHADDER系のものは日本含むアジアでは男性の手に対しても大きすぎることがままあり、仕方なく使うものも少なからずいたはずである。
TEAM GRAPHT eSPORTS PRO GEAR STORE NAGOYAにてRAINBOWSIX SIEGEをプレイしていた女性プレイヤー曰く、実際にBASILISKの方が使いやすく手に合うとの感想を述べていた。
自分でプレイしてみた感想も上記に全く同じで、あまり手の大きくないプレイヤーには良い選択肢だと考えられる。
個人的な使用感ではあるが、まず手を上においた時点で手のひらをマウスが圧迫する感触は全く無い。プレイ中はマウスを握っている事を忘れ、まさに手からマウスの存在は消えていた。これによりゲームに集中することが出来た。
違いまとめ
センサーは同一。
形状
BASILISK:中間が窪んでいる。
DEATHADDER ELITE:トップが盛り上がっている。IE3.0クローン。
カスタム
BASILISK:二つのカスタムボタン、一つのDPIクラッチ、マウスホイール調整機能。
DEATHADDER ELITE:二つのカスタムボタン。
BASILISKをお勧めする人
ほとんどすべてのPCゲーマー。
一度は触ってみるべきと言えるところで、いままでDEATHADDER系で繋いできた人にも新しい境地を与える可能性を秘めている。
体格が大きくはない日本人は必然的に手も大きくないことが多く、海外のゲーミングマウスの大きさに馴染めないこともよくあることと考えられる。
また、我慢や慣れでどうにかしていたプレイヤーにも強く推奨する。気付かないうちにマウスがハンデになっている可能性もあり、それを排除できる選択肢になりえるのがBASILISKだからである。