【サポート】CPUクーラー取り付けの際は、グリスの塗り過ぎに御用心
※こちらの記事は2015年7月28日掲載「グリスの塗り過ぎにご注意」を改訂したものです。
最近はCPUにリテールクーラーが付属しないモデルが増えたり、
冷却性能や静粛性を重視したりして、サードパーティ製の
CPUクーラーを取り付ける事例が増えてきました。
そこで、サポートでもお問い合わせいただくことの多いCPUのグリス
(サーマルグリス)の塗り方についてのご案内です。
CPUクーラー取り付けの必需品のCPUグリスですが、
CPUに付属しているCPUクーラーにはあらかじめグリスが塗布されているため、
CPUに付属のCPUクーラーを使用していると自分で塗り直す機会は少ないものです。
逆に単体販売されているサードパーティー製のクーラーでは、
クーラーに付属のグリスを自分で塗るようになっていることが一般的です。
CPUに付属のクーラーのグリスを自分で塗り直しする場合でも同じことが言えますが、
CPUのグリスは多すぎても少なすぎてもいけません。
グリスを一本使い切る勢いで使用すると、
左の画像のような状態になります。 ヒートスプレッダからはみ出たグリスが
CPUソケット内にまで浸入しかねない危険な状態です。
ソケット内にグリスが浸入すると、 動作不良や故障の原因になるほか、
メーカー保証が効かなくなる場合もあります。
グリスの用量・塗り方にはいくつか手法があり、
ヘラを使って薄く塗る方法が広く知られていますが、
グリスの厚みを考慮しないといけないのが難点です。
ツクモのサポートセンターでオススメしている方法は、
下の画像のようにCPUの中心に米粒2~3粒分程度を盛り、
ヘラは使わずに直接CPUクーラーを取付けて、
ヒートシンクで自然に押し広げる方法です。
この方法なら適量をCPUの中央に盛るだけで済みますので、
失敗も少なく簡単でオススメです。 CPUクーラーの取り付けや取り替えの際に、
ぜひお試し下さい。
やっぱり自身が無い...という方は