【デジカメコーナー】 きょうのデジカメ 10月20日号
【デジカメコーナー】きょうのデジカメ 10月20日号 |
本日のデジカメは路線を変えて、キヤノンのコストパフォーマンスに優れる交換レンズ と、ちょっとしたカメラの知識的なお話。 |
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2011年10月20現在
キヤノン EF50mm F1.8Ⅱ
本日は、カメラ本体ではなく、レンズのご紹介です。
上記の写真のレンズはキヤノン、EF50mmF1.8Ⅱという型式の単焦点レンズ。
ただ、型式だけ並べられても、さっぱりワカランぞ、という方のほうが多いのではないでしょうか。
注目すべて点は2つ、50mmとF1.8。焦点距離が50mmの明るさがF1.8のレンズ、ということになります。
ざっくりですが、焦点距離は、その写真がカバーできる広さのことです。小さくなればなるほどより一枚の写真をワイドに写すことができます
F値はレンズの明るさです。この数値が小さければ小さいほど、より暗い所での撮影につよくなります。
通常EOS KISSなどについてる標準レンズはEF-S18-55 F3.5-5.6 ISⅡ上記のポイントを見てみると
18mmから55mmまでのズームレンズ 18mmの時にF値が3.5、ズームすると遠くにいくと暗くなるので55mmの時は5.6という形になります
話戻りまして、今回ご紹介しているレンズはズームレンズではなく、単焦点レンズなので、50mmのみになります。
ズームができない分不便に感じることが多いと思いがちですが、レンズの枚数が少なくなりますので、レンズ設計に余裕ができ、F1.8という明るいレンズを作ることができます。
では何が良いのか、具体的に行きましょう。
このレンズの最大のメリットはF1.8ということ、これにより暗いところでもガシガシシャッターが切れます。
光を多く取り込める→シャッターを早く切れる→遅いシャッタースピードによるブレをなくせる→速いシャッタースピードでも明るい写真になる!
というわけになります。これがひとつ目のメリット、2つ目行きましょう
F値の低いレンズはレンズも大きく作れます。いわゆる大口径レンズってやつです。レンズの口径が大きいレンズはボケも大きくなります(なぜ大きくなるのかはまた次回のブログで☆)
そしてF値が小さくなるほど、よりピントの合う層が薄くなります。例えば猫の写真を撮影した時に猫の鼻にはしっかりピントがあっるのにそこから目にかけてゆっくりボケていく、そして背景は認識できるかどうかくらいまでボケのある写真、そんな写真見たことないでしょうか。
大口径レンズのボケは、ボケが大きいのでとても柔らかい写真になります。子供なんかを撮るとどことなく優しい感じの写真になったりします。
以上が単焦点レンズのメリットです。
そしてこのレンズの焦点距離の話になりますが、焦点距離は50mmと書いてありますが、35mmフィルム換算はキヤノンの場合1.6倍します。(なぜ1.6倍するかはセンサーサイズが小さいからです。このお話もまた次回☆)
1.6倍すると80mmのレンズ、ということになります。もちろん撮影するものにもよりますが、一般的には人やモノ、動物などの被写体を取る、そして暗めなところに最適なレンズかな、と私は思ってます。以上のことは、EOS KISSの付属レンズだと撮れないんですよ。
そう!そして今日ご紹介のこのレンズ!なんと1万円で買えちゃいます!キヤノンさん素晴らしい!
売れ筋のEOS KISS X5ダブルズームレンズキット、こちらにこの1万円のレンズを組み合わせていただければ、更に写真の幅が広がります。
ぜひ、キヤノンの一眼レフをお考えの方はこちらのレンズも検討してみてください。ご満足いただけると思います☆
作例です。こんな感じで撮れます☆