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サポート情報 2019年4月16日号

ツクモのサポートブログ

Windows 7 PCの買い替えのススメ

Windows 7のサポート終了の2020年1月14日まであと9ヶ月を切りました。 Windows 7のサポート終了に伴い、Windows 10へのアップグレードを考える方もいらっしゃるかと思いますが、 そのままアップグレードをしたとしても安定性や安全性、必要となる費用の面も考えると、あまりおすすめはできません。

理由として、CPUのサポートとグラフィックボードのサポートが挙げられます。

●CPUについて

Intelの情報によると、CPUは第3世代Coreプロセッサー(Ivy Bridge、主に3000番台のプロセッサーナンバー)以降で Windows 10へのアップグレードが可能となっています。 しかし、第3世代Coreプロセッサーではアップグレードのみサポートとなっている都合、 PCメーカーやマザーボードメーカーではWindows 10用のデバイスドライバーが用意されていなかったり、 用意されていてもBeta版であったりすることもあり、事前によく確認しておく必要があります。

また、第2世代Coreプロセッサー(Sandy Bridge、主に2000番台のプロセッサーナンバー)以前では、 そもそもデバイスドライバーが用意されていない場合が多く、アップグレードしてうまく動作するかは実際にやってみるまでわかりません。

加えて、第3世代Coreプロセッサーの発売のあとWindows 8が発売されているため、 BTO等でWindows 7を選択したPCを除いた、出来合いのWindows 7のPCでは第3世代Coreプロセッサー以前のCPUが搭載されています。

そのため、Windows 10にアップグレードするとしたら、デバイスドライバーの揃っていることの多い、 第4世代Coreプロセッサー(Haswell、主に4000番台のプロセッサーナンバー)以降のCPUでのアップグレードの検討が無難です。 もちろん、Windows 10用のデバイスドライバーが用意されているかどうか確認は必要です。

IntelのCPUのWindows 10対応状況については下記URLをご確認ください。

インテル プロセッサーの Microsoft Windows 10 の対応状況について
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000006105/processors.html

●グラフィックボードについて

グラフィックボードについては、搭載されているGPUによってはすでにサポートが終了しており、 最新版のデバイスドライバーが提供されていないものがあります。 最新版のデバイスドライバーが提供されていない場合、古いデバイスドライバーで動作はするものの、 セキュリティ上の問題が見つかっても修正パッチが公開されませんので、サポートの切れたWindowsを使うのと同じようなリスクが存在します。

NVIDIA(エヌビディア)Fermi(フェルミ)アーキテクチャ以前の GPU(GeForce 500シリーズ以前すべてとGeForce 800シリーズまでのエントリーモデルの一部、Quadroのモデルナンバーの前にアルファベットがつかないもの)、 AMDはRadeon HD 6000シリーズ以前のGPUが該当します。 これらは主に2012年頃まで搭載製品が発売されていたもので、第3世代CoreプロセッサーまでのCPUにあわせて搭載されていることが多かったグラフィックボードです。

NVIDIAのサポートが終了しているGPUについては、下記URL(英語)をご確認ください。

EOL Windows driver support for legacy products
https://nvidia.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/3473

これらのGPU搭載のグラフィックボードが付いているPCの場合、グラフィックボードも交換しないとセキュリティ上のリスクが残りますので、 そのままWindows 10にアップグレードすることはあまりおすすめできません。

更に、第2世代Coreプロセッサーと第3世代Coreプロセッサーの世代のマザーボードでは、最新のグラフィックボードが取り付けできないことがあります。 詳しくは下記のブログ過去掲載記事をご確認ください。

[20180123]そうだ、グラフィックボードを増設しよう! でも、その前に... rev.2
https://faq.tsukumo.co.jp/index.php?solution_id=1264

上記記事に当てはまるPCの場合には、Windows 10へのアップグレードではなく、PCのお買い替えのご検討をおすすめいたします。

●まとめ

BTO等でWindows 7で製造されたPCを除くと、多くのWindows 7搭載PCが上記の問題に該当します。 ここまで挙げた問題に該当しないPCは、BTO等で第4世代Coreプロセッサー以降にWindows 7を搭載して製造されたPCがほとんどです。

そういうわけで、第3世代Coreプロセッサーより前のCPUを搭載しているWindows 7 PCについては、 出荷の時期的にも5年以上経過している多く、買い替えをつよくおすすめいたします。

第4世代Coreプロセッサー以降のCPUを搭載しているWindows 7搭載モデルならば、デバイスドライバー次第でアップグレードしても安定した動作が見込めます。 しかし、無料アップグレード期間は終了しているため、過去に一度もアップグレードしていない場合は別途対応したエディションのWindows 10のライセンスが必要になります。 また、OSのアップグレードにより、PCメーカーのサポートが受けられなくなることもございます。

以上の内容を踏まえてアップグレードを試してみたいという方は、ツクモ各店サポートカウンターまでご相談ください。

 

※こちらのブログ記事はブログに掲載した時点の情報に基づいて作成されています。

tsukumo190416

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