注目の放送局カメラ「PXW-X160」販売開始!

PXW-X160

□■SONY放送局カメラ XDCAM「PXW-X160」販売開始■□

今、映像といえば4K。そういうイメージを抱いている方も多いと思います。
ですが4Kは個人で楽しむのはよいのですが、業務として利用するにはまだまだ
インフラが整っていないのが現状と言えます。

そんな業界の流れを汲ん、でSONYが新たに発売したのが
「HD環境でさらに使い勝手の良いモデル」です。
それが「XDCAMメモリカムコーダー PXW-X160」です。
新開発のレンズにより広角・望遠の強化、マルチフォーマットな収録機能など、現状のハイビジョン
カメラを素直に強化した存在といえそうです。

今回はPXW-X160のさわりのご紹介です。後日さらに画質などのテストを追って実施していきたいと思います。
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SONY XDCAMメモリカムコーダー

PXW-X160

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PXW-X160の特長で、最も分かり易くそして魅力的なのがレンズの強化です。
広角26.0mm・光学25倍とSONYの手持ちハンディカムではこれまでない強力なスペックです。
その性能、比較例を挙げれば業務用ハンディカムの人気モデル「HXR-NX3」が広角28.8mm。そして
光学20倍ズームでした。シンプルに便利な強化点といえます。

またレンズフィルター径は82mmと大きくなりました。レンズプロテクターなどをお求めの
際にはご注意
ください。

レンズコントロール部は、これまでのXDCAMシリーズを踏襲して、フォーカスリングを
前後にスライドさせてオート/マニュアルを切り替える構造となっています。
マニュアルモード時のフォーカスリングとズームリングは、指標に準じたギア式的な動作感
なります。あくまで操作感を再現しているだけで電動動作しているだけですが、リングが
重めの手ごたえの調整にされているのと相まってかなり良好な操作感となっています。
個人的にはフォーカスリングは文句無しです。ズームはものすごく速く動かすと追従が
追いつきませんが、意識してやらないと遅延しないレベルなので問題はなさそうです。

細かいところでは「AFアシスト」機能がPXW-X160には搭載されています。
オートフォーカス時にも、リングを回してフォーカスを微調整できる機能です。
この機能、業務用カメラのHXR-NX3には搭載されずに残念な声もあったのですが、PXW-X160は
しっかり搭載しています。
ちなみに工場出荷設定時はオフになっています。便利な機能なのでメニューでオンにして
おくのがオススメ
です。


PXW-X160

新しい機能ということであれば、アクセサリーシューが新型になりました。
マルチインターフェース(MI)シューと題されたこの新形状。
通常のスライドシューとして使用できつつ、電子接点も搭載しています。
家庭用のインテリジェントシューは専用品しか取付できませんが、MIシューは
普通の周辺機材も専用機器もどちらも取付できる便利な構造
となっています。
現在のところ、LEDライト「HVL-LBPC」の点灯制御と、ワイヤレスマイク「UWP-D11」への
電源供給・音声信号入力が可能です。(UWP-D11接続には別売アダプタが必要です)


PXW-X160

本体左側面にスイッチ類が集中配置されているのはSONYお馴染みのデザインです。
新機軸は電子制御の濃度可変NDフィルター。連続的に1/4~1/128まで濃度を可変可能。
微調整が利くこと・これまでになく濃いNDも可能、とあって晴天下などで重宝しそうです。

そのほかスイッチ配置はSONY業務用・放送局用のカメラを触ったことのあるかたには
すぐに解る配置となっています。ですが、細かい所ではマニュアルモード時のゲイン単体の
オート指定や、シャッタースピードの固定値の指定、音声入力のINPUT1/INPUT2の1ch2ch振り分け
など、従来ボタン操作だったものがメニュー内での設定に変更されたものもあるので
PXW-X160をお求めになられた方は一度操作をチェックしておくことをオススメします。


PXW-X160

背面部には入出力端子とメモリカードスロット。
入出力はHDMIに加え、SDI端子(3G、HD、SD)BNC端子でビデオ信号。GENLOCKにTC入出力と
全部盛りといった模様です。
記録媒体には基本的にSxSメモリを使用しますが、同梱のアダプタMEAD-SD02を使用して
SDカードへの記録も可能
です。このSDカードへの記録はこれまでの放送局モデルでは
緊急時のため、といった仕様外の扱いでしたが、PXW-X160では正式な機能として搭載されました。
さらにメモリースティック用、XQDカード用の別売アダプタも存在します。

選択できる記録形式は多岐に渡り、SONYの「XAVC」放送局にて利用される「MPEG HD422」
おなじみの「AVCHD」にSD記録の「DVCAM」も選択可能です。
また、SDカードでもほとんどの形式で記録可能な点も嬉しい限りです。さすがに最高画質の
XAVC Intra422 111Mbpsでの記録や、スロー&クイック撮影機能などは速度の速いSxSメモリか
XQDカードでなければ使用できません。逆に言えばそれらの機能を使用しなければ、運用コストを これまでのXDCAMカメラに比べてぐっと抑えることができるようになりました。


PXW-X160

おおざっぱにPXW-X160の魅力をまとめますと......

○26.0mm広角・25倍ズームの新レンズ
○操作性のよいおなじみのインタフェースデザイン
○入出力端子は必要なものを網羅
○様々な記録形式に対応
○SDカードも使用できてランニングコストも良い

などです。
業務用カメラで満足できない方の選択肢となりそうな注目のPXW-X160。
キャプチャ王国では追って画質テストなども行う予定です!