1月18日(土)発売!オススメMini-ITXケース「CORSAIR Obsidian Series 250D」!
キューブ型Mini-ITXケースの決定版!?「CORSAIR 250D」!
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1月18日(土)発売の新型Mini-ITXケース「CORSAIR Obsidian Series 250D (CC-9011047-WW)」!
代理店さんからサンプルをお借りしたところ「これは…てっぺんとれるでぇ!」という感じの素晴らしいスペックを持ったケースでしたのでご案内!
「240mm水冷ユニット装着可能」「2スロット290mmまでの拡張カードに対応」「奥行き200mmのATX電源ユニットに対応」「5インチベイあり」とMini-ITXケースで考えられるほぼフルスペックを備えながらもサイズはかなり小さめ(※)!
というわけで写真を交えながらオススメポイントをご紹介します!
(※)W280mm×H290mm×D345mm
代理店製品ページ…http://www.links.co.jp/item/250d/
↓ちょっと気になる方は「続きを読む」をクリックで!
まずは外見チェック!
フロントはすっきりとしたソリッドなタイプ。リアは上から80mmファン×2(オプション)装着箇所、I/Oパネル、再下段向かって左がドライブベイ、右が電源。
向かって右には標準で120mmファンが1つ装着済み、左側はビデオカード用にクリアランスを設けてあります。
組むためにまずはバラすのです。
まずはトップと両サイド、電源、HDDベイのパネルを全てはずしてみます。
向かって右側が取り外し可能な5インチベイ、その左奥に電源、電源を土台にしてその上ににマザーが来るレイアウトですね。
ビデオカードと逆サイドになる向かって上(ケース左側面)にスペースがあるのは後述する240mmタイプの水冷ユニットを搭載出来るようにする為ですね。無駄の感じられない素敵な配置です。
はずした手回しネジは12本。最近のケースとしてはかなり多いですが、
1)後々のメンテナンスで外したい所だけはずせる
2)LANパーティなどでの防犯性の向上
といったメリットもありますので、最初だけは我慢して全部はずしましょう。
段ボールの中にマニュアルが、HDDベイの中に付属品が入っています。
ミリ/インチ/ファンねじにタイラップとこのあたりは流石にブランドメーカーですね。
拡張性をチェック!
5インチベイユニットを取り外さないと組み込みが出来ませんのではずします。
5インチベイの下は不要な/余ったケーブルをまとめておくためのケーブルマネージメントスペースになりますので、これくらいスペースがあると丁度いい感じ。
標準の140mmフロントファンは内側にファンガードがついていますので、稼働中にケーブルを巻き込みにくくなってます。標準でついてるのは嬉しいですね。
とりあえず電源を入れてみます。カタログスペック上200mmと書いてありますので、おもむろに手元にある1350Wの奥行き200mm電源をブスっと。
この手の小型ケースはメーカーサイトに「奥行き何mmの電源まで対応」と書いてあっても、実際に入れると「HAHAHA、入るは入りますがコレじゃマトモに組めませんよ旦那」となる場合が多いのですが…。
ちゃんと入りますね。しかも結構余裕あります。これなら一般的な160mmプラグイン電源を入れても困ることは無いでしょう。
ドライブベイは後ろから手回しネジを4本はずすとアクセスできます。
2.5インチ専用が2つに3.5/2.5共用が2つの合計4つです。
一般的なプラスチックトレイですので、これも組み込みで困ることは無いと思います。Mini-ITXケースにはよくある事ですが、SATAのケーブルはコネクタがL字では無くストレートタイプの物を用意しておいた方がいいでしょう。
ゲーム用ビデオカードとしては標準的な、長さ260mmのビデオカードを組み込んでみます。
基本的に140mmファンとは干渉しませんので、これもカタログスペック通りの290mmビデオカードが入りそうです。
サイドパネルはメッシュになっていますので、ビデオカードは直接外気を取り込めます。キューブ型だとこれが冷却にかなり響いてきますので嬉しい設計です。やっぱりビデオカードは長持ちさせたいですからね~。
色々とCPUクーラーをつけてみます。
そんなわけでキューブ型ケースとしての基本的な性能はかなり高いのはわかりましたので、Mini-ITXケースで一番気になる「どれくらいのCPUクーラーが入るか」をちょっと検証してみましょう。使用マザーは「ASRock H87M-ITX」。
バックのファンはケースの高さを抑えるために80mm×2(別売り、240mm水冷装着時には1つだけ装着可能)ですので、よくある高さ約160mmのサイドフロー120mmCPUクーラーはつきません。同系統で一番高さの低い「Thermalright TRUE Spirit 120M(BW) Rev.A (H147mm)」もギリギリアウト!でした。この辺個体差で入るのもあるかもしれませんがあまりオススメしません。
それならばと5インチベイマウンタをはずして、トップフロー120mmCPUクーラーの雄「Scythe 兜2 (SCKBT-2000) (H130mm)」をつけてみましょう。
当然5インチベイは使えなくなりますが、特に大きな干渉も無く使えそうです。
ただしケースの隙間をぬってプッシュピンで固定するのは結構な難易度ですので覚悟は必要。
ちょっとサイドフロークーラーに未練があったので、92mmファン採用の「CoolerMaster Hyper TX3 EVO (H136mm)」も試してみます。
これならなんとか入ってトップの蓋も閉まりますね。プッシュピンですが装着もそう難しくありませんし。写真はうっかりファンがはずれかけてますがご愛敬という事で…
これならきっと5インチ光学ドライブ(D180mm)も…はいr…厳しいですね…。
奥行きの短い光学ドライブを使ったり、CPUクーラーのファンを吹き付けではなく吸い出しにすればなんとかなりそうではありますが、やはり大型CPUクーラーと5インチベイの併用は難しそうです。
と天の邪鬼な事をやってしまいましたが、このケース本来の大きなポイントは「240mm水冷ユニット設置可能」ですので、そちらを使いましょう。
推奨の「CORSAIR H100i」は用意出来ませんで(すみません)、先代の「CORSAIR H100」を取り付ける事にします。
ご覧の通り5インチベイと干渉する事も無く設置完了。もう設計からしてこの子を前提にフルポテンシャル出せるようになってますね。ご予算があればマストバイです。
5インチベイと周りのクリアランスを確認。
流石に前提設計をしているだけあって、5インチベイありの状態と同社製水冷ユニットの相性は抜群です。
240mm水冷ユニットを付けた状態でもギリギリ干渉なしで5インチドライブが取り付け可能!
ビデオカードとのクリアランスもありますので、相当裏になにかはみ出てるとかが無ければ大体のビデオカードが問題ないでしょう。
5インチベイマウンタのPCI-Express電源端子付近に穴が開いていますので、ちゃんと挿さっているかの確認に便利ですね。
その他、ファンフィルターやサイズの話など。
特にサイドは内側から取り外し可能なマグネット式のフィルターになっていますので大変便利!
ここで最初に書いた細かく取り外せる手回しネジが威力を発揮します。
以前にレビューしたことのあるMini-ITXケースとのサイズ比較。
左から「Scythe JONSBO U2」、今回の「CORSAIR Obsidian Series 250D」、「BitFenix Prodigy」です。
サイズはJONSBO U2、ドライブ搭載能力はBitFenix Prodigyが有利ですが、5インチベイと大型ビデオカード、それに240mm水冷ユニットを全て併用可能と考えると、このサイズは恐ろしく優秀!これからのゲーミングMini-ITXケースはほぼこれと比較されるようになるでしょう。
まとめ。
最後にオススメポイントとご注意点のまとめを!
いいところ
- 同社製240mm水冷ユニットを使用可能。
- ↑の使用により、強力な冷却性能を維持しつつ5インチドライブを使用可能。
- 大型ビデオカードも発熱の心配をあまりせずに装着可能。
- 標準の140mmを大幅に超えるATX電源ユニットを使用可能。
- ファンフィルターにより掃除が楽ちん。
注意点
- 水冷ユニットを使用しない場合、クーラーの選択肢は限られます。
- 水冷以外の大型クーラーを使用した場合、5インチベイが使えなくなります。
- 手回しとはいえちょっとネジは多めです。組み立ては慎重に。
というわけで長々説明して参りましたが、サイズと性能を極限まで追求したい方にも安心して使える「CORSAIR Obsidian Series 250D」。
これからのMini-ITXケース選びの選択肢に必ずあがるであろう高機能ケースです!
店頭展示もございますので、店舗にお立ち寄りの際は是非実機をご確認ください!
※この記事はPCケースのご紹介記事です。本文写真にあるPCパーツ類は別売りとなりますのでご了承ください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。