改造PC第3弾!! DUO-R PC
皆様お久しぶりです。店員TKです。
また懲りずに作ってしまいました。
今回はDUO-R PCです。
前回、ドリキャスPCを作った後、何で作ろうか考えていたんです。
期待通りにメガドラで作ろうかとも思いましたが
間に何か入れたかったので他で作ることにしました。
で、何で作るかっと考えているときに出た候補と言うと
1,3DO REAL(初代)
2,PC-FX
3,PCエンジンDUO-R
4,PS2
5,ネオジオCD
※任天堂系が入っていないのはお察しください(笑)
この↑の中で3DOとPC-FXは筐体が大きいので作りやすそうだなぁ
っと適当な図面(らしいもの)を作って考えていたんですが
目の前に転がっていたB-CASカードがHuCARDに似てたので
DUO-Rでやろうかと。
筐体が決まった所で、筐体を確保すべくスタッフに片っ端から聞いて見たのですが
返ってきた答えの大半が「DUO-R?なにそれ?」
ガ━━━━(;゚д゚)━━━━━ン !!
あまりの認知度の低さにDUOにしようかと思った矢先、
(何故かDUOは認知度高かった・・・orz)
Dos/Vの入力機器マニア?のK氏が
「DUOで作るなら家に壊れたのあるから提供するよ!」っと
と言うことでDUOを入手し、早速サイズ計測。
横幅も奥行きも問題なさそうだ。
なんて思っていたら高さが驚きの45mm・・・
( ノ゚Д゚)すまん・・・・無理♪
いや、出来なくは無いんですよホント
ただ、今回入れたいブツがあるので高さのあるDUO-Rへ急遽変更。
筐体はその辺で買うと1万は軽く超えますのでヤフオクにてジャンク品を手に入れました。
さて、↑にも書きましたがDUO-Rで作るからには入れたいもの。
それは地デジチューナーと2.5インチリムーバブル。
地デジはB-CASがHuCARDスロットに入ったからで、
地デジを録画してるとHDDの容量はいくらあっても足りませんし
かと言っていっぱいになったらばらして交換or外付けなんてめんどくさい。
ならHDDごと交換できるようにすればいいじゃない!
幸いSSDのおかげでこの手の商品は出回っているので作る必要もないし。
ドライブはDVDでもいいけどBlu-Rayの方が地デジにつりあってるかもっと言う理由で。
さて、肝心のマザーはと言うと、MINI-ITXで今まさに旬(まだ過ぎてないよね?)の
IONかGF9300で悩みましたがCPUパワーはこの手のPCでは必要なさそうなので
Atom搭載のIONで行くことに。
IONと言えばZOTACのIONITX-A-Uしかないでしょう。
嘘です。使いたかった玄人のPOV-ION-MB330が売り切れ(´・ω・`)ショボーン
でも、ACは最初からついているしトータルで考えたら意外と安いですよコレ。
で、買ってきたのもは以下の通り。
ZOTAC IONITX-A-U
W2U800-CQ2GL5J
HTS545050KTA-300
WD3200BEVT
2.5インチSATAはい~るKIT
UJ-120
DT-H30U2
作成過程を書きたかったのですが、あいにく写真がないので
完成品から察してください(笑)
まず、裏蓋を開けたところ。
向かって左がマザーとその下にドライブ、HDD、地デジチューナーは全て右側にいれてあります。
ドライブは今までと同じやりかたなので説明は省略します。しいて言えばすり合わせがめんどくさい。
まずは右側。1番上にあるのがBUFFALOのDT-H30U2。
その下に2.5SATAはい~るKITでさらに下にHDDがあります。
1番下のHDDは横向きに入れてありますが隣には50mmファンが2基取り付けています。
これがあるおかげでHDDの温度は気にしなくて済みます。
ちなみに吸気ファンとして使っているはずなのですが12Vで動かすとかなりうるさいです。
それはもう唸って我慢できないほど。
ファンコン入れられたら良かったんですけど、そんなスペースがあるわけ無いので
7V駆動へ変更し回転数を落としています。
左のマザー側に移りまして
CPUクーラーですが最初はジャンクのグラフィックカードから小さめのヒートシンクをはがして使っていたのですが
大きさゆえか熱容量不足でして結局、付属のヒートシンクをぶった切って高さ12mmにし
ファンには小型PCでは定番?のKAZEJYU Slimの2000回転のものを使用。
排気には最初AINEXの40mmファンを使用しようと用意したのですがうるさいので
miniKAZEを2基使用してます。
排気ファンですが当初はダクトを作って後ろから排気してましたが
スペース的な問題がありましたので断腸の思いで筐体横に穴を開けました。
おかげで廃熱は良くなったのですが見た目が悪く我慢できなかったので
なるべく目立たぬよう穴あきのアルミシートを白く塗って取り付けました。
何はともあれ、何とか形に出来たのでOSをインストールし
EVERESTで色々見てたらCPUクロックが2GHzに!
━━━━Σ(゚д゚lll)━━━━!!
特に問題はなかったのですが何かあっては嫌なので(発熱の事とか安定性とかで)
慌てて定格に戻すことに。
再度OSを起動させて温度を確認した所・・・起動してすぐの温度で60℃超え!
不安を抱きつつ負荷テストを行った所温度は90℃を突破し94℃へ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚) …!?
「ポチッとな」
えぇ速攻で電源切りましたよ。
ファンが回っていないわけでもないし
さっき(2GHz時)はこんなに熱くなかったのでもしかしてと思い
再度オーバークロック。
今度は起動後は25℃でそのままおいておいた所46℃で安定。
負荷テストや地デジ、Blu-Ray再生しても60℃台。
アイドル時はヒートシンク触っても熱くないし・・・
いやはやこんな事ってあるんですね。
定格で動かすよりオーバークロックしたほうが温度が低いとは・・・
しかし、あっさり2GHzで動くとは思わなかったですよ。
なので、どこまで上がるか遊んでみました。
(注意:オーバークロックは保証対象外の行為となります。行う際は自己責任にて
って自作ユーザーはもともとそんなの当たり前ですよね。まぁ一応念のため。)
で、検証した所我が家のAtomは
OS起動最高クロック:2.3GHz
安定動作クロック:2.1GHz
2.1GHz以上にするとOS起動しますし負荷テストも温度も問題ないのですが
地デジ、Blu-Ray再生途中で落ちます。
と言う事で2.1GHzで動かす事に。
さて、CPUパワーでは非力なAtomですが
2.1GHzまであがると何と地デジがDPモードで動きました!(使用OSはXP)
3時間ほど地デジみてましたが問題なさそうです。
(人´∀`).☆.。.:*ステキ
(VistaでDP再生が出来るかは未検証です。)
その後、遊んでいたら思わぬアクシデントがありましたのでついでに書いておきます。
それは休みの日。
完成目前だったのでドライブのBD再生テストしてたときです。
メディアをいれ読み込んでいるときに異音がしたので
見てみたらホットボンドがはみ出ていてピックアップが最外周に行かない。
それを直してピックアップの移動を確認しようと最外周にずらした時でした・・・
「ガッガガガガバキ」
(;゚Д゚≡゚Д゚;)
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
泣きながら慌ててばらし、目に映ったのは壊れたファンと傷ついたフィルムケーブル・・・
どうやらピックアップが最外周まで動き、あいていた隙間からフィルムケーブルがたれ、
ファンに引っかかてしまった模様。
おかげでファンのブレード破損&ドライブのフィルムケーブルに傷が・・・
正直あせりましたよ。前回ドリキャスPC作成時も当初使ったドライブはこのUJ-120
しかも壊したし、今回は何しろ完成目前・・・
急いで確認したかったのですが、ファンが動かない事にはドライブの確認が出来ないので
一緒に買ってあった1000回転のKAZEJYU Slimからブレードを移植。
組み立てなおして再度、起動。
祈りを込めながらBDを再生してみると・・・
無事動きました。映画も最後まで見れましたし。
(しばらくたってやっぱり壊れてた・・・なんて事があるかもしれませんが)
まぁそうなったらドライブ交換するだけです。無駄にお金が消えるだけです。(泣)
ともあれ、完成したDUO-R PCは本店Ⅱ2Fにて展示中ですので機会があったら笑いに来てやって下さい。
さて、第4弾ですが・・・あればいいですね。