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TK電源実験室~その3~

最近寒くなってきまして布団からなかなか出られない店員TKです。
今回は最近発売されましたSeaSonicの電源「SS-660KMです。

現行品としては同じブランドでSS-650KMが販売されていますが
新モデルは今までのモデルと違い、新機能「OTP(過熱保護回路)」が追加されました。
こういう機能が追加されるということは良いことですね。

このシリーズは色々と機能がありますが今回のモデルも
旧モデルと全く同じですが確認のため?新旧共に搭載されている機能は下記に記載いたしました。



1、80Plus GOLD取得の高効率電源。
  ご存知のとおり効率が高いと発熱が少なくなり、
ファンの回転数を上げることなく冷却することが出来ます。
  もちろん消費電力も下がりますので電気代にも多少なりとも影響してきます。

2、コンバータ統合型のコネクタモジュール採用
  シーソニック独自の技術。DC/DCコンバータとモジュラー基板を統合させることにより
  ホットスポットの解消し、コンデンサの温度上昇を軽減。

3、ハイブリッド・サイレントファンコントロール機能
  電源負荷や電源内温度により「ファンレス」「サイレント」「クーリング」の
  3つのモードでファンをコントロールし電源負荷60%時でも14db以下の静音性を実現
  ※ファンの最大動作時のノイズレベルは24db

4、山洋電気製12cmPWMファンを採用
  2ボールベアリング採用の山洋電気製ファンは熱に強く
  期待寿命4万時間と24時間稼動でも4~5年以上の信頼性が高く
  MTBF(平均故障間隔)は脅威の3,000,000(3百万)時間

5、1次側、2次側共に日本メーカー製105℃コンデンサ採用
  105℃コンデンサは従来の85℃コンデンサ品と比べ約4倍の期待寿命が長く
  また急激な負荷変動が掛かる2次側コンデンサには電圧変動に強い105℃固体コンデンサを採用。

その他:アクティブPFCはもちろん搭載。
     12V1系統で消費電力の大きなパーツにも安定して電力供給できます。
     ケーブルは全て取り外し可能なフルモジュラーケーブル採用。
     奥行きもこの手の電源としては短い160mm。



※詳細については代理店のOwltechさんのHPでご確認ください。

・・・で、肝心の実稼動での差は?
(個人的にSS-650KMを持っている私としては気になります)

各電力ラインの波形やリップルノイズなどは他の所でやっているので
当Blogでは新型(SS-660KM)旧型(SS-650KM)での消費電力比較をしたいと思います。

今回の構成ですが容量が660W650Wと言う事なので
いつもより消費電力が高そうな構成でご用意しました。

CPU:Phenom X6 1055T(125W)
M/B:890FXA-GD70
Mem:DDR3-1333 1GBx4
VGA1:RH5770-E512HD/G2
VGA2:RH5750-E1GHD/AC
ODD:iHOS104
SSD:RealSSD 64GB
OS:Windows7 Ultimete 32Bit
OP1:ZM-MFC3

※構成についてのツッコミは無しの方向で・・・

計測方法は以前と同じ4つの項目で計測し消費電力計には
ZALMANのZM-MFC3を使用しています。

①OS起動5分後の消費電力
②Prime95起動5分後の消費電力
③FurMark起動5分後の消費電力
④Prime95+FurMark起動5分後の消費電力

では最初に、SS-650KM 650W 80Plus GOLD
①146W
②242W
③305W
④420W


次に、SS-660KM 660W 80Plus GOLD
①145W
②242W
③304W
④420W

という結果になりました。

①と③で1Wの差がついていますが誤差の範囲ではないかと思います。
この結果から導き出される答えは「どちらを買ってもほぼ同じ」
性能面では差がでないのでお好きなほうを選んでいただいて問題なさそうです。
個人的に安心しました。