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TK電源実験室~その4~

店員TKです。
今回の電源は低容量ながら80Plus BLONZEを取得している風音350と450をご紹介

意外といい結果が出るということで気になっている方もいるのかと思います。
(書いている私も実は気になっていた1人です。)

今回はその風音と低容量かつ高効率ではすでにお馴染みのEA430Dを用いましていつもの構成での消費電力比較をやってみました。

※今回の計測もいつもどおりZALMANの消費電力計付きファンコン「ZM-MFC3」で計測します。
計測方法も恒例の4つのパターンで計測、比較します。

検証構成 ※今回からクーラーがリテールのものから変更になっています。

CPU:Core i3 540
M/B:H55N-USB3
Mem:DDR3-1333 4GBx2
HDD:ST32000541AS
ODD:IHAS108-29
VGA:HD5670-E512
OP1:ZM-MFC3
CPU Cooler:Samuel17+SY1225SL12M-P←NEW!


~計測方法~

1,起動5分後の消費電力
2,Prime95起動5分後の消費電力
3,FurMark起動5分後の消費電力
4,Prime95+FurMark同時起動5分後の消費電力

HUNTKEY 風音350 350W 80Plus BRONZE

起動後:71W
Prime95:118
FurMark:124W
Prime95+FurMark:156W

HUNTKEY 風音450 450W 80Plus BRONZE

起動後:70W
Prime95:118W
FurMark:123W
Prime95+FurMark:155W


Antec EA430D GREEN 430W 80Plus BRONZE

起動後:68W
Prime95:115W
FurMark:121W
Prime95+FurMark:154W


消費電力的には350Wの風音350の方が負荷50%時の最も効率のいい部分で
動作するはずなので消費電力的にも風音350が風音450より低いかと思っていましたが
いざ計測してみると風音450の方が1Wではありますが消費電力が低い結果となりました。

EA430Dと比べるとちょっと苦しい感じもしなくも無いですが十分なの結果ではないでしょうか?
EA430Dは負荷50%までの変換効率が通常のBRONZE取得品と比べてもはるかに高いのですが個々の変換効率を見てみるとわかると思います。

各電源の変換効率は
        20%   50%  100%
風音350 83.09% 85.00% 82.06%
風音450 84.51% 85.78% 82.56%
EA380D 82.14% 85.76% 83.55%
EA430D 85.86% 86.65% 82.48%

EA430Dは20%時の変換効率はSilverクラスですよコレ・・・
今回の主役の風音450はEA380DとEA430Dの中間と言ったところで、
風音350は効率だけで見ればEA380Dとほぼ同じですね。
(実際に計測していないですが恐らく同等~1W位の差かと。)

価格は風音の方が安価なので、5000円前後の価格帯で効率の良い電源をお探しなら風音は選択肢に入れても良いと思います。

最後に絢風300(HK400-52PP)も今回の構成で検証データを取り直しましたので掲載しておきます。
何故か絢風だけは消費電力が依然の構成で計測した消費電力と変わらず、同じ数値でした・・・

HUNTKEY HK400-52PP 300W 80Plus GOLD
起動後:66W
Prime95:111W
FurMark:116W
Prime95+FurMark:148W