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10月24日(金)発売予定!オススメMini-ITXケース「CORSAIR Graphite Series 380T」!

 
おしゃれでパワフル!「CORSAIR Graphite Series 380T」レビュー!
  • おうちのPCは個性的でいて欲しい!というニーズにぴったりのMini-ITXケース!
  • 見た目だけでなく、中身もハイパワーマシンを構築可能な機能性に優れた設計!
  • イエローモデルはなんと国内ツクモ独占販売のこのケースを、ちょこっとレビュー!
近日入荷&発売予定のCORSAIR社製「Graphite Series 380T」。
その個性的な見た目で発売前からお問い合わせの多い要注目ケースです!
ATXケースで組んだハイエンドゲーミングマシンと同じ性能を、小型で可愛らしい見た目のボディに詰め込んで運用する事が可能!
発売に先駆けて代理店さんから展示品をお借りできましたので、発売前にちょこっとレビューしちゃいます!
↓ちょっと気になる方は「続きを読む」をクリックで!

まずは外見チェック!

サイズは292mm(W)×356mm(H)×395mm(D)。側面のパネルは両面ともワンタッチで取り外し可能なメッシュ+アクリル仕様。
前面ももプッシュで取り外し可能なメッシュパネル仕様。PCケースとしては複雑な形状ですが、内部アクセスは非常に容易な作りです。
上面は特徴的なキャリーハンドルがついており、ポータブルケースの名に恥じない可搬性を持ちます。
上部前面にはスイッチ類がまとめられています。電源スイッチ、リセットスイッチ、ファンコントロールスイッチ、USB3.0×2ポート、オーディオジャック×2を装備。
最近の流行りで5インチベイは無しです。少しでも内部スペースを稼ぎたいMini-ITXですのでNUCより大きい5インチベイはオミットされる事が増えてきました。最近は外付けUSBのDVDドライブも安いのであまり苦労はないと思います。

内部はゲーミングケースでお馴染みのダブルデックタイプ。大型化してしまうのが難点ですが、ハイスペックマシンにしても熱の問題が少なくすみます。これは同じようなサイズのMicro-ATXタワーケースと比較しても有利な点です。
標準装備のファンは前面の140mmファンと背面の120mmファンが一つずつ。フロントは200mmファン×1または120mmファン×2と換装可能、また向かって右側面は水冷対応で120mmファンを2連で装着可能。
外見は個性的ですが、中を見た感じではかなり本気のスペック重視な作りになっています。

早速手元で眺め回してみます!

まずはこのケースのかっこよさポイントの一つであるサイドパネルをはずします。
上面にプラスチックの引き手がありますので引っ張って外に倒せばパネルごとはずれます。楽ちんです。
底面側の支えはプラスチックの出っ張りを引っかけているだけですので、はめるのには少しだけコツがいります。慣れておきましょう。
構造と素材的に強度が心配でしたが、裏から見ると十分強度に配慮された設計になっており、これなら事故が無い限りは簡単に割れたりという事は無さそうです。
ケースを覆う黄色いカバーは前後で上のカバーを挟み込むようになっていたり、ネジで強固に留められていますので、これも持ち上げて簡単にボキっと壊れる事はまずないでしょう。

前面のメッシュパネルは装着した状態で上側の左右2カ所をプッシュして開けます。無理に引っ張ったりするとボキッといっちゃいますのでご注意を。
前面ファンはLED内蔵の140mmファンが標準で装着されています。お好みで120mmファン×2か200mmファン×1と換装できます。
ただ200mmの冷却ファンは120mmあたりと違いサイズ規格がありませんので、メーカーごとにネジ穴や厚みが違ったりします。CORSAIRさんの発売待ちといった所でしょうか。

後ろから。排気ファンは120mmファン×1が標準装備です。
電源ユニットは専用のパネルに取り付けてからケースに装着するタイプです。これだと少し電源を外に出しながら作業が出来るので、Mini-ITXケースにはありがたい仕様です。
拡張スロットのネジ留めも直接ではなくL字の金具を経由してネジ一本で固定するタイプです。この作りだと上からドライバで留めるのは案外大変なのでこれもありがたい仕様。
さすがCORSAIRさん、組み立てが楽になるポイントをしっかりおさえています。

底面。電源は底面から吸気する仕様です。
プラスチック製の足ですが、かなりがっしりと固定されていますので、簡単にポッキリといくことはなさそうです。
電源吸気のメッシュももちろん取り外しが可能(画像)。お掃除もちゃんと意識してありますね。

パーツを入れながら拡張性をチェック!

まずはドライブベイ。
青丸部分が3.5インチトレイで2台、赤丸部分が2.5インチトレイで2台の計4台設置可能。
3.5インチベイは定番のプラスチックトレイ式。ツールレスでHDDが取り付け可能。
2.5インチベイは直接ベイに差し込む方式(画像)で、これもまた手軽に取り付けが可能です。

電源はカタログスペック上、奥行き160mmまでのATX電源を搭載可能。
ただし奥行き160mmのプラグイン電源(CORSAIR RM550)を組み込んだところかなりギリギリでしたので、組み込みに自信が無い場合は奥行き140mmの電源を選ぶか、3.5インチベイ自体を取り外してスペースを広げた方がよさそうです。
なんで3.5インチベイが3つないのかなーと思ってましたが、下にケーブルマネジメントスペースを確保する為だったんですね。納得です。

ビデオカードは2スロット、長さ290mmのものまで搭載可能。
当然ですが写真の250mmビデオカードは余裕で入りました。
調子にのって長さ300mmのビデオカードや2.5スロットのビデオカードを入れてみたのですが、あれやこれやと干渉して、ビデオカードのファンガードを削らないと入らない感じでした。無念......。
上部はそこそこ余裕がありますので、PCI-Express電源コネクタが邪魔で入らないという事はなさそうです。

空冷のCPUクーラーは高さ150mmまで搭載可能。内部スペースには余裕がりますので、高さ制限以内であれば先にマザーボードとの相性を気にした方がよさそうです。
もちろんCORSAIRさんのケースですので、同社製簡易水冷ユニットの搭載を前提に設計されており、メーカーサイトには互換リストも掲載されています。
120mmファンを連装で取り付ける240mmラジエーターの「H100i」が最上位になりますので、是非それを取り付けたいところ。標準で取り付けられているレールに固定するだけですので、下手なATXケースより導入が楽でした。

一通り組み込んで、サイドパネルを外した状態で上から眺めたのがこちら。
サイドパネルが曲面になっているおかげで全体的なアクセスは快適ですが、流石に水冷ユニットとビデオカードを装着した状態になるとマザーボードへのアクセスは困難になりますので、取り付ける順番は考えておきましょう。

かっこよく光るのです!

標準で装着されている前面140mmファンはLED内蔵で光ります。ビカァ。
ちなみに奥に見える赤い光は別売りのLEDファンですのであしからず。

サイドパネルを外して横から撮ってみました。
さらに赤丸で囲んだスイッチをオンにすると......。

ビカァ。
内部天井に取り付けられたLEDが光ってケース内部をライトアップしてくれます。
光り物マシンを作るには便利ですし、ON/OFF切り替え可能なのも素晴らしいですね!。

他のケースとサイズを比較してみます。


参考までに、似たようなスペックを持つ他のケースと並べた写真をとってみます。撮影可能角度の問題でちょっとゆがんでますがご容赦を......。
左から同社製人気Mini-ITXケースのCORSAIR 250D(W280×H290×D345mm/約28リットル)、真ん中が380T(W292mm×H356mm×D316/内部容積不明)、右ががThermaltake Core V1(W260mm×H276mm×D316mm/約22.7リットル)です。
流石にデザインとギミックで一番大きなサイズにはなっていますが、曲面で構成されたデザインのおかげか正面から見るとあまり大きく感じませんね。
同社製の250Dと比較すると、5インチベイが無くなった代わりに背面排気に120mmファンを搭載可能で、また同じH100iを取り付ける場合も少し取り付けが簡単になっています。250Dでちょっと大変かな?と思った所がおおむね改善されているので、内部フレーム的には「250D改」みたいな感覚で組み立てられました。
今や定番ケースの一つになったCore V1と比較すると、やはり240mmラジエーターのH100iを取り付け可能な冷却面のアドバンテージと、価格差もあって全体的に強固な作りになっているのが魅力です。

まとめ。

最後にオススメポイントとご注意点のまとめを!
いいところ
  • 曲面で構成されたデザイン性の高さ。普通のケースじゃイヤな人に!
  • 三種類から選べるカラーリング。イエローはツクモ限定販売ですよ!
  • ファンの取り付け箇所はMini-ITX最高クラスで高い冷却性能を得られる。
  • CORSAIR製なので、同社製簡易水冷キットを簡単に取り付け可能。
  • 取っ手を含めてしっかり作られており、値段なりの満足感!
注意点
  • 5インチベイは諦めて外付けUSBの光学ドライブにしてください。
  • 空冷CPUクーラーの選択肢は多少限られますが、気になるなら水冷で。
  • Mini-ITXにしては大きめですが、ハイエンドパーツを入れるならしかたないね!
  • 電源は160mmですりきりいっぱいですので腕と相談しましょう。

というわけで長々説明して参りましたが、全体的に見ても非常に完成度は高いケースです。この手のケースは「Mini-ITXなのにこんなに大きいの?」と言われる場合も多いのですが、やはりハイエンドパーツが「入る」だけでなく「無理なく冷やせて運用出来る」となるとこのあたりのサイズはむしろ小さいのではないかなーと思います(色々と熱でオシャカにした経験のある人)。
なにより組み立てて動いたときの満足感は滅茶苦茶高いケースです!人と同じような黒くて四角い箱マシンはやだなーという方は是非ご一考いただいてもいいのでは!?
店頭展示もございますので、店舗にお立ち寄りの際は是非実機をご確認ください!

※この記事はPCケースのご紹介記事です。本文写真にあるPCパーツ類は別売りとなりますのでご了承ください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。