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最新HDD事情あれこれ Part.2
ドライブの進化といえば、SSDの進歩が著しいのが印象的ですが、HDDも目立たないながらも新しくなっている変更点があります。 ちょっとした内容でも取り付けや動作そのものにも関わる内容をご紹介する「最新HDD事情あれこれ」の Part.2 をお送りいたします。
●Serial ATA revision 3.2による電源仕様の変更
Serial ATA revision 3.2(以下SATA 3.2)自体は2013年に策定されていますが、今年になってSATA 3.2に準拠したドライブが登場してきました。 SATA 3.2での大きな変更として、電源コネクタの仕様が変わり、3.3Vの電源供給が廃止されています。 その代わりに3.3Vに使用されていた3つのピンのうち、2つはReserve(将来の規格のために未使用として残しておく端子)となり、1つはPower Disable Controlとなりました。
これによってどういうことが起きるかというと、SATA 3.2に準拠したドライブにSATA 3.1以前のSATA電源ケーブルを接続しても、ドライブの電源は入りません。
SATA 3.1までのSATA電源ケーブルで繋ぐと、上の画像のようになりますが、これだとSATA 3.2に準拠したドライブでは電源が入りません。
そこで、SATA 3.2に準拠したドライブを動かすのに役立つアイテムがこちら!
マザーボードの付属品でついていることもある何の変哲もない「4ピン ペリフェラル・SATA変換ケーブル」ですが、 4ピン ペリフェラルにはもともと3.3Vの配線がないため、ここから変換することで、SATA 3.2に準拠したドライブでも問題なく動作させることができます。 実際につないでみましょう。
これで正常に動作するようになります。
SATA 3.2に準拠したドライブはまだ少ないですが、今後は各社から対応製品が増えてくることが想定されます。 最新のHDDを取り付けても動作しない場合には4ピン ペリフェラルから変換して電源ケーブルを繋いでみるようにしましょう。
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