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最近のWindows 10で無くなった機能のまとめ 2018年5月版
約半年に1度の頻度でバージョンアップされるWindows 10では、バージョンアップによって機能が追加されたり稀に削除されたりということがあります。今回はそんな無くなった機能から、サポートでよくお問い合わせをいただく内容をまとめてみました。
【バージョン1803(April 2018 Update)以降】 ホームグループが無くなりました
「ホームグループ」の作成画面
Windows 7から搭載されていた「ホームグループ」機能は、 Windows 10 バージョン1803で削除された(下記の参考情報 [1]を参照)ため、 使用することができなくなりました。 ネットワーク経由でフォルダーを共有する場合には、従来の方式(下記の参考情報 [2]を参照)で行なうようにしましょう。
参考情報
[1] ホームグループは Windows 10 (Version 1803) から削除されました
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4091368/windows-10-homegroup-removed
[2] Windows 10 におけるネットワーク経由のファイル共有の変更点
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4092694/windows-10-changes-to-file-sharing-over-a-network
【バージョン1709(Fall Creators Update)以降】 SMBv1が無効化されました
「Windowsの機能」の画面
ネットワーク経由でフォルダー等を共有するのに使われているプロトコルのSMBv1(Server Message Block Version 1.0)が、 Windows 10 バージョン1709から標準ではインストールされずに初期状態で無効(下記の参考情報 [3]を参照)になりました。
SMBv1は30年近く前のプロトコルで、セキュリティ上のリスク(最近ではランサムウェア(身代金要求型の不正プログラム)による被害など)もあるため、 Microsoftのほか米国国土安全保障省傘下の機関(US-CERT)でもユーザー向けに使用しないことを推奨しています。詳しく知りたい場合には英語になりますが、Microsoftのブログ記事(下記の参考情報 [4]を参照)をご確認ください。
Windowsのパソコンだけを使用している場合はSMBv1が無効でもまったく影響はありません(Windows Vista以降はSMBv2に対応)が、 NASやファイルサーバー、プリンター複合機などが、SMBv1だけで動作するように設定されている場合や、SMBv2以降に対応していない場合には、 その機器が使用できなくなる等の問題が生じます。
Windowsのパソコン側で「Windowsの機能」画面から SMBv1をインストールして有効にする方法もありますが、セキュリティ上のリスクがありますので、NASなど機器側の設定でSMBv2以降で動作するように設定したり、SMBv2以降に対応していない機器をご利用の場合にはNAS機器のお買い替えを検討したりすることをおすすめいたします。
参考情報
[3] Windows 10 Fall Creators Update と Windows Server バージョン 1709 の既定では SMBv1 はインストールされません
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4034314/smbv1-is-not-installed-by-default-in-windows
[4] Stop using SMB1(英語)
https://blogs.technet.microsoft.com/filecab/2016/09/16/stop-using-smb1/
【バージョン1703(Creators Update)以降】 コントロールパネルから個人用設定がなくなりました
「個人用設定」の画面
Windows Vistaから追加されていたコントロールパネル内の設定項目「個人用設定」はWindows 10 バージョン1703で「設定」に統合されました。
コントロールパネルからは無くなってしまったため、デスクトップテーマや壁紙を変更する場合には「設定」から設定するようにしましょう。
tsukumo180529
※こちらのブログ記事はブログに掲載した時点の情報に基づいて作成されています。
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