「FPS初心者講座」Vol:6 FPSはBattlefieldだけじゃない!スポーツ系FPSのススメ!

E3 2015で注目のFPSゲームタイトルは!

 どうも、札幌のnです。先日、ロサンゼルスで行われた『E3 2015』では多数のゲームタイトルの参考出展や、今後リリースされる新作のプレイアブルデモ等で大変な盛り上がりだったようですね。

 なかでも、PC版タイトルではありませんが「ファイナルファンタジーⅦ リメイク」(仮)の発表はかなりの反響だったようです。思えばオリジナルタイトルは初代PSでリリースされたんでしたね、そう考えるとホントに根強い人気です。

 TSUKUMOとしては、やはりPCゲームタイトルに注目していきたいと思うのですが、FPSゲームの新作はどうだったのでしょうか?ちなみにぼくが気になったタイトルは...

「Call of Duty Black OPS Ⅲ / Activision」言わずと知れた人気シリーズ最新作。

「Rainbow Six Siege / Ubisoft」一般的なFPSと一味違う戦略的なQCBの世界。

「Star Wars Battlefront / Electronic Arts」スターウォーズの世界観をFPS化。

「Tom Clancy's The Division / Ubisoft」延期に延期を重ねた完全新作TPS。

「Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands / Ubisoft」オープンワールド化された古参シリーズ。

 一部、TPS(サード・パーソン・シューティング)も含まれていますが、有名シリーズの新作や意欲的な新タイトルもあり、どれも日本でのリリースが楽しみです。今年はBattlefieldのリリースが無い替りに、Star Warsが題材の大作を準備中のElectronic Arts、その世界観の完成度は驚きの一言。Star Warsの劇中で聞こえるレーザーガンの音の再現性が半端ないです。

Star Wars Battlefront Multiplayer Gameplay

 しかしその中でも、ぼくの一番の注目作は「Call of Duty Black OPS Ⅲ」です!前作「Call of Duty Advanced Warfare」とほぼ同時代、2050年頃の近未来が舞台の作品で、いわゆる「ガチのスポーツ系FPS」と思われます。

 というわけで今週のキーワード、最近、人気急上昇中の「スポーツ系FPS」に関して今回はフォーカスしていきたいと思います。

スポーツ系FPS、リアル系FPSの代表的なタイトル

 実はFPSゲームと一言で言っても、ゲームタイトルごとに大きなスタイルの違いがあります。その中でも「スポーツ系」と「リアル系」に大きく分類され、戦い方には大きな違いがあります。

 それでは、どんなタイトルがどちらに分類されるのか、例として代表的なゲームタイトルごとに分類してみます。

リアル系FPS代表 ~ Battlefield・ARMA・Medal of Honor等

スポーツ系FPS代表 ~ 最近のCall of Duty・Crysis・Titanfall・Unreal等

 これらのタイトルが、それぞれに分類される代表的なゲームタイトルです。誰もが知ってる有名タイトルから、ちょっと古いのまでありますが。

 まず最初にリアル系とは、歴史上の戦いや、実在の戦場を舞台に実在の兵器を使って戦う主にミリタリー物FPSタイトルの事を言います。大規模な戦場をヘリや戦車を駆って大人数で戦うという感じで、武器や車両も実名を採用しているという点ではミリタリーファンに人気が高い。

 そして、スポーツ系とは、マルチプレイを主眼に置かれた、架空の空間で飛んだり跳ねたりしながら敵と撃ち合い、そして競い合う。広大なマップを軍事車両で最前線へ移動して戦闘する、というスタイルのリアル系FPSと比較すると、とてもスピーディーな戦闘が楽しめるという点も特徴の一つです。

「キャンペーンといえばCoD」、という黄金律が崩れる時代

 一昔前までは、キャンペーンモードが主体のゲームタイトルと言えばリアル系FPSというような環境でした。その代表格がCall of Dutyシリーズです。

 Call of Dutyシリーズはキャンペーンモードにかなり力を入れていて、中でもModern Warfare3部作は、複数の主人公を軸としたストーリーの出来が非常によい。「キャンペーンといえばCoD」と言える、エンターテイメントな演出は他の作品の追従を許さない、独壇場となりました。

 同シリーズは、パッケージタイトルとして11作品がリリースされ、次回作「Call of Duty Black OPS Ⅲ」(以下略=BO3)が12作目となります。いまや開発元が3社になりローテーションで毎年1タイトルをリリースするという流れになりつつあります。(毎年、11月頃にリリース。)

 それじゃ、CoDはリアル系ってこと? って思いますよね。

 実は、前作「Call of Duty Advanced Warfare」から舞台を近未来に移し、【EXOスケルトン】と呼ばれる強化外骨格を装着しての戦いとなりました。これは大幅な路線変更です。

 いわば強化スーツなので常人には不可能な大ジャンプや、瞬時に自分の行動速度を上げるオーバークロック機能などを駆使して非常にスピーディーな戦いが楽しめるのが売りで、最初にプレイした時にはいわゆるCoD感は全く感じられなかった。そしてキャンペーンもイマイチだった。しかし、新たな試みが満載でとても意欲的な作品でした。

Call of Duty Advanced Warfare Game play Video 

最近の作品に採用されてきた、この「新たな試み」の部分を敬遠するユーザーも多く、「過去のCall of Duty派」と、「近年のCall of Duty」派にユーザーが対立する状況となっています。独自アクション性が強くなるという事は、以前からの立ち回りが通用しなくなるという意味にもなるので古参ユーザーが納得いかない部分もあるのでしょう。

リアル系に飽きた方に、Black OPS Ⅲでスポーツ系デビューのススメ

 賛否両論ありますし、もちろん好みの問題ですが、今までBattlefield等のリアル系FPSを中心にプレイされていた方は、この秋にリリースされるBO3でスポーツ系FPSデビューはどうでしょうか?

 今回の作品は、今までの違ったプレイフィールの様なので、どのプレイヤーも横一線で楽しめると思います。シリーズものですがマルチをやる部分で考えると前作をプレイする必要は全くないので最新作からで十分だと思います。

Call of Duty Black OPS Ⅲ Multiplayer Reveal Trailer

 Call of Dutyというブランドはあまり気にせず、スポーツ系FPSの面白さに触れてみるものいいかもしれませんよ。実弾銃からレーザーガンへ持ち替えてみるもたまにはアリかと...

なんて言っても、ぼくもリリース前の情報を拾っているだけなので11月の発売までに評価がわってくるかもしれませんが...でも現時点では期待度大です!

 と言う事で、今回はスポーツ系FPSについての自論ということで終わらせて頂きたいと思います。Battlefieldシリーズはもちろん素晴らしい作品ですが、こういう世界もありますよ、というお話でした。それではまた!