【実用レビュー】SENNHEISERゲーミングヘッドセット G4ME ZERO

どうもこんにちは、名古屋2号です。最近Twitter等ではご無沙汰しております。

今回はSENNHEISER製ゲーミングヘッドセット、そのフラッグシップモデルG4ME ZEROの実用レビューをお送りします。

P1010847.jpg......フラッグシップって、提督業や艦長業に勤しむ皆様には素敵な響きですよね。

ではレビューですが、2号は使用開始からそろそろ半年というところです。G4ME ZEROは先日一度リニューアルされているのですが、リニューアル前のモデルですね。

とはいえ基本的な部分は同じなので、そのあたりはご了承ください。ちなみに変更点はこちらをご参照くださいませ。

http://blog.tsukumo.co.jp/gaming/2015/08/game_onegame_zero.html#more

 

まずSENNHEISERのG4MEシリーズは、今回紹介するZEROと、ONEの二種がございます。その違いについては

http://blog.tsukumo.co.jp/gaming/2015/06/post_28.html#more

こちらです。既存の情報はフル活用しましょう。

 

上記の記事の通り、ZEROは密閉型のヘッドセットです。一般的に低音が強く、また遮音性が高いためゲームへの没入度を高めることが可能になっています。

実際に2号が使用している限り、なかなか快適な遮音性です。家の外から聞こえる雑音や、間近に置いたデスクトップのファン音くらいなら(余程でなければ)聞こえません。ワンルームであれば部屋のチャイムくらいは聞こえますので、ゲームに熱中しすぎて宅配便の受け取りを逃すことはなさそうです。2号はありませんでした。

 

P1010843.jpgイヤーパッドはご覧の通りレザー仕様です。肌が弱い2号はG4ME ONEのスポンジが少々辛かったのでこちらにしましたが、非常に心地よい装着感です。

とはいえ弱点はあるもので、密閉型であることも相まってそれなりに蒸れてしまいます。この時期はまだ大丈夫ですが、真夏になるとイヤーパッドのあたりを中心に汗をかいてしまいますね。

また音に関してですが......音に関しては主観が強く影響するものになることをご了解願いたいのですが、2号としてはONEの方が低音が強く、派手な印象です。

ZEROはどちらかといえばSENNHEISERらしい、フラットで耳通りのいい、弱点のないサウンドです。ONEの方は流行りのゲーミングヘッドセットらしい、派手な低音と高音で「力強い」サウンドになっています。そのぶん繊細さは薄いので「心地の良い」音が好きな方はZEROの方をオススメいたします。

2号はどんなゲームや音楽もそつなくこなす、ZEROの方が好みです。

 

続いてブームマイクについてですが、大変優秀なマイクが搭載されています。

2号はゲームをする際は馴染みの仲間とVC(ボイスチャット)を繋ぐことが多いのですが、以前(Logicool G35)よりノイズが少なくなったとよく言われます。声変わりした? と言われるのはヘッドセットを変えた際の恒例行事ですね。

VCソフトの設定次第な部分もありますが、結構小さい声でもしっかりと拾います。

 

P1010839.jpg横の可動域はご覧のとおり......あまり動きませんが、そもそもこの方向にはあまり動かさないので問題無さそうです。2号は困ってません。

大切なのは縦の可動域ですね。

 

 

P1010846.jpg下の画像が縦の可動域です。必要充分かと思います。

 

 

 

 

P1010845.jpg

ちなみにもちろんマイク跳ね上げによるミュート機能もついています。

この画像の位置まで上げると「カチッ」と音がしますので、それがミュートのサインです。

こういった機能があると、ふとした瞬間に便利ですね。ゲーム仲間の一人はよく背後から聞こえる「ごはーん!」という声とともにミュートになっておりますので、きっとこういう機能を活用しているのだと思います。

難点としては、ミュートにしているのを忘れてしまいがちなのでいつの間にか一人だけのレディオになっていたりします。

ただ......これは2号の個体がそういうものだったのか、それともM/Bのサウンドボードが原因なのかなんとも言えない部分ではあるのですが、このミュート状態にしていても一定時間ごとにノイズが発信されておりました(先代はG35の為、USB接続なのでテストできず)。

大きな音量ではないのでVCソフト側で対応しましたが、これからご購入のお客様はご留意ください。

 

 

P1010838.jpgちなみに、ゲーミングヘッドセットではほぼ必須である音量調整ノブもしっかりついています。これはマイクとは反対側である右耳側ですね。

再生音量のみ調整可能となっておりますので、残念ながらマイク音量に関してはOS側で設定が必要です。ミュートがあれば十分、といえばそうかもしれません。

インターネット上の情報ですと、PC360等ではこのノブを回すと激しいノイズが......というものを見かけましたが、現状2号の個体ではそういうことはありません。

 

 

 

 

それでは肝心要、ゲーム中の音の定位感。G4ME ZEROはそもそもサラウンドではなく「ステレオ」のヘッドセットなので、前後左右を包み込むような7.1chサラウンドの定位感はさすがにありません。

ですが左右に関してはほとんど狂いもなく、しっかりと右の音は右から、左の音は左から聞こえてきます。普通の事のように思えますが、実際のところ右がちょっと後ろから聞こえる......というようなことが多いのです。このあたりはさすが老舗の音響メーカーですね。

2号はRazerSurround(Razer社の擬似サラウンド化ソフト)で定位感を調整しましたが、初期からあまりいじることなく設定も完了したくらいです。実際のゲームプレイでも最近はH1Z1をよくやりますが、小さい足音もしっかりと拾い、かつ音の出処も把握しやすくなっています。何度音に助けられたことか......。

 

装着感ですが、イヤーパッドについては前述の通り、レザーの質感が滑らかで非常に快適です。また本体の重量が非常に軽量なため、長時間着けていても疲れが出にくくなっています。2号はもともとゲームングヘッドセットのなかでも重量級であるG35を使っていたので、あまりの軽さに感動したほどです。

反面その軽さゆえ、どうしても華奢な印象が残ります。スマートといえば聞こえはいいですが、悪く言えば脆そうに見えてしまいます。実際多少乱暴に扱ったところでヒビひとつ入る気配はありませんが、ついついヒヤっとしてしまいます。

 

最後にちょっとしたことですが、ケーブル長。なんと脅威の3mなので、装着したまま結構な距離を動けます。10畳以上ある部屋でなければ、頭から外すことなく部屋中動き回れるのではないでしょうか。

とはいえ、あんまり長いので邪魔になる瞬間などもあったりします。ケーブルは丈夫なのでそうそう断線しませんが、いつの間にか椅子のゴロゴロなんかで踏んでしまっていることもあるのでご注意を。

 

長々としたレビューとなりましたが、いかがでしょうか、SENNHEISER G4ME ZERO

当店では現在¥31,000-(税別)で好評発売中でございます。試聴機もご用意してありますので、気になるお客様はぜひ店頭でお試しください。iPhoneやAndroid、Walkmanなど繋いでいただいても大丈夫です。

取り扱いは2F 周辺機器コーナーになっております。

10/30追記
現行の販売製品の商品名はGAME ZEROとなります
実機レビューの都合上旧製品G4ME ZEROにてご紹介致しておりますが、
こちらは販売を終了しております事をご了承願います。