はたして【厚切り】の意味するところとは...という話。

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「わぁい! これは今日発売のゲーミングモニターVG278HVだね!」
「そうだよ札幌店のn君! 業務的な感嘆ありがとう!」

「わぁい、それほどでも! ...あれれー?」
「どうしたんだいn君?」
「ねぇねぇNさん、......ここに【応答速度】って書いてあるけど単位が【ms】、つまり【時間】になってるよ?これっておかしくなーい?」
「いいところに気づいたね、確かに【応答時間】と言う方が意味合い的には近いんだ。...でも大丈夫!日本人は一度定着化してしまった物事に疑問をいだいたりしないからね、このままで良いんだよ!」
「わぁい、わぁいじゃぱにーずぴーぽーって感じだね!......それで、【応答速度】っていうのはどういう意味なの?」
「よーし、それじゃ今回はそれについて考えてみよう!」

「【応答速度】というのは、液晶のドットの色が変わるのにかかる時間のことだよ!この値が小さいと、即座に色が変わって残像感の少ない映りになる」

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「...ブレてるように見えるよ?」
「それは、キャラの素早さを表しているつもりなので気にしないでください。...で、この値が大きいと残像感のある映りになる」

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「わぁい、コレはひどいね!加工具合が!」
「うるさい」
「...で、つまり、1msなら千分の一秒で色が変わるってこと?」
「...そうなんだけど、どんな色でも1ms、というわけではないんだ」
「つまり?」
「【応答速度】というのは、もともと【最低最大最低】と明るさが変わるのにかかる時間、つまり【黒→白→黒】を示しているんだ」
「へー、往復の時間なんだね!」
「そう。でも、明るさがそんな極端に変わる映像やゲームって、あまり無いよね?」
「『そうだね!』...って言ってほしい?」
「うん」
「じゃあ、『そうだね』!」
「ありがとう。...で、液晶というのはその性質上、どの段階からどの段階まで明るさを変えるのかで、速度自体が変わってくるんだ
「つまり?」
「100mを10秒で走れても50mを5秒で走れるわけじゃないってこと。極端な話、50mに15秒かかることもある
「短いのに!?」
「短いのに。最大の明るさが100m地点だとすると、100m走なら全力疾走で良くても、50m地点にピッタリ止まるためにはかなり調整しながら走らないと止まれないからね」
「調整しながら?」
「51mまで走ってしまったら、それは明るさが50じゃない、つまり表示すべき色じゃなくなってしまうということだからね。で、話を戻すと、【黒→白→黒】の時間が分かったとしても、それ以外の明るさから明るさへの応答速度を想像することは難しいんだ
「あらら」
「そこで新たな指標である【GtG】という数字が出てくるんだけど、そのお話は次の札幌ゲーム部ブログで!」
「わぁい、まとめられてないよ!」

「「それではまた、次の札幌店のゲームブログで会いましょう!」」