【e】を取ったら他サービスです...という話。
「最近、ゲームのやり過ぎで目は痛いし頭痛はするし...ゲーム自体は楽しいのに辛いよぅ...」
「さて、その原因の一つとして最近モニター業界でよく上がる話題が【フリッカー】です」
「コイツ、大してボクの心配してないな(わぁい、相変わらず強引にテーマへと入っていくね、Nさん!)」
「...本音と建前が完全に逆だよ、nくん!!! というワケで、札幌店のブログを始めます!」
「さて、【フリッカー】というのはモニターの画素が明滅することによるちらつき現象のことなんだ。この状態のモニターを長時間見続けていると人間は疲労感を覚えたり頭痛を感じたりするようになるんだね」
「さっきまでのボクみたいだね!」
「そうだね、特にゲーム中は画面を集中して見続けるのでフリッカーの影響を極端に受けやすいんだ。それじゃあいけないと言うわけで色々なメーカーがフリッカーを消去する仕組み、【フリッカーフリー】の技術を取り入れているよ」
「どんなふうに消しているの~?」
「と言うわけで、今回はフリッカーフリーの仕組みのお話です」
画面がこう見えるようになったらもうゲームはやめましょう...
「まず前提の話として、」
「うんうん」
「そもそも液晶はフリッカーフリーです」
「...うぉおい! いきなり話が終わっちゃったよ!?」
「まぁまぁ。そもそもフリッカーは画素の明滅が原因という話はさっきしたけれど、」
「はいはい」
「液晶の画素は明滅せず光りっぱなしなのでフリッカーにはならないんだ。画素の明滅はブラウン管時代の話だね」
「ねぇねぇNさん」
「なんだいn君」
「...ブラウン管って、何?」
「!!!」分からない人は〇ュタインズ〇ートか〇ルソナ4でも見てください
「...それはともかく、じゃあ何故、液晶モニターでも画面のちらつきが感じられるかと言うと、」
「そうそう、何で~?」
「それは、画面の明るさの変更する方法のせいなんだ」
「明るさ?」
「そう。今現在、一般的なPC用モニターの明るさ、つまり輝度を変更する方法はPWM方式と言われている」
「PWM...? どこかで聞いたことがあるよな......あっ! 自作パソコンのファン周りの話でその言葉、聞いた事あるよ!」
「そうだね、ファンの回転数の制御方式でもよく出てくる単語だね。PWMというのはスイッチのオンオフのタイミングを高速でコントロールする事を指しているんだ。具体的には、電圧は常に同じでも一定周期の中でオンの時間を長めにすれば電力は大きくなるし、オフの時間を増やせば電力を小さくすることが出来るようになるんだね」
「それが、たとえばファンだと回転数に影響を与えるし、モニターだと明るさを調整出来るようになるんだね!」
「そう。高速でバックライトをオンオフすると、人間の目には付いたり消えたりしているようには見えなくて、画面全体の明るさが変化して見えるんだ」
「へぇ~、なんだか不思議だね!」
「そうだね。さて、PWM方式による輝度調整は、人間の目には感じられないとしても画面が高速で明滅していることに変わりはないんだ。という事はつまり、」
「フリッカーが発生する!」
「そのとおり。これが、液晶モニターでもフリッカーが出てしまう原因だね」
「へぇ...あ。ねぇねぇNさん、それじゃあ、スイッチが常にオンの状態な、輝度最大だとフリッカーは起こらないの?」
「そうだね、その状態だと原理的には発生しないよ。もっとも、輝度が最大のときにバックライトが点灯しっぱなしかどうかは各モニターの回路次第だから断言は出来ないけれどね」
「はぁ~い! 分かりました!」
「それじゃあ次回は、そんなフリッカーを打ち消す【フリッカーフリー】の仕組みについてお話していこうか」
「わぁい、今回だけだと何も分からなかったね!竜頭蛇尾ってかーんじ! それじゃ、まったね~!!!」