ノーフレンドでも安心して始められる「FPS初心者講座」 Vol.2
「FPS初心者講座」Vol.2:Dustel Box様は、やっぱりスゴかった!
どうも、札幌のnです。
「FPS初心者講座」ということで、前回からスタートしたこの記事ですが、今回は5/16に札幌で行われた「つくる女」イベントでぼくが目の当たりにした、『DetonatioN BYCM』所属のプロゲーマー Dustel Box様の超絶テクニックについて、まずは報告したいと思います。
まずはマルチゲーミングチーム『DetonatioN』についてご説明します。みなさんは「e-sports」という文化をご存知でしょうか?e-sportsとは、エレクトロニック・スポーツの略で、競技性の高いゲーム(FPS、格闘、RTS、MOBA等が主なジャンル)を種目としたパソコン・ゲーム機を使って、オンライン・オフライン環境でプレイヤー同士が競い合う新しい形のスポーツ。定義としてはこんな感じ。海外ではかなり前から盛り上がってます。
『DetonatioN』はe-sportsという競技を、日本に根付かせて世界に通用するようなチーム・人材の育成、ゲーム業界に新しい波を造るべく同じ志を持ったメンバーで結成されたプロゲーミングチームです。単に遊びでのゲームではなく、世界的な競技としてゲームを捉えて活動する、かっこいいですね。最近はテレビの報道番組とかにもよく取り上げられてます。
先日、札幌で行われたイベントで『DetonatioN BYCM』というFPSゲーム競技をメインに活動するチームに所属するDustel Box様と、代表の梅崎様が来札されました。秋葉原でもつくる女イベントでお馴染みのようですが、札幌は初上陸、という事で個人的にも楽しみにしていたのですが、実際に見て、Dustel Box様はホントにスゴかった...何がスゴかったかって?ちょっとまとめてみました。
ぼくから見たDustel Box様のスゴかったところ
- クリアリング(※)が抜群に上手い。常に撃ち負けない状況での立ち回りができている。
- 被弾してからの冷静な状況判断。先に撃たせて、撃ち返しで勝てる理想的な戦法。
- 人並み外れた正確なエイミング能力。個人的にこれが一番羨ましい。
※クリアリング ー 敵が隠れている、もしくは出てくるかもしれない場所を探す、言わば安全確認作業。 基本的には安全な場所を広げていく(クリアする)行為なので、これによって不意をつかれないようにしたり、不利な状況を作りにくくする効果が得られるFPSの基本になる動き。
店頭にご来店された一般応募のお客様と「Call of Duty Advanced Warfare」で1 on 1対決をして頂いたのですが、とにかく冷静・正確なプレイスタイルはやはりプロとしか言いようが無い....圧倒的に強かったです。まだまだ話したいことは沢山ありますが、すでに前置きがかなり長くなってしまったので止めときます。
ただ、Dustel Box様のプレイスタイルは、これからFPSを始めようという方にも参考になる点がたくさんあると思いますので、Dustel Box様のYoutubeチャンネルにアップされたプレイ動画等も、是非見てみて下さい!
それでは「FPS初心者講座」Vol.2、始めます!
FPSはじめてガイド その2:FPSをやるなら慎重に選びたい、ゲーミングデバイスとは?
ゲーミングキーボード
前回からの続きになりますが、FPSをやるのに必要なゲーミングデバイスのご紹介です。前回はパソコン、ディスプレイ、マウス、マウスパッドについてご紹介しました。(見逃した方はこちらをご覧下さい。)
次にご紹介するのはキーボードです。キーボードにもFPS用ってあるの?って感じですが、実際あるんです。FPS向きなキーボードってどんな感じなんでしょうか?そもそもキーボード変えたからってうまくなれるの?ぼくも最初は思ってました。マウスとマウスパッドは分かるんだけど、キーボードも?
そもそもPC版のFPSをやる上でキーボードの役割とは何かをご説明します。家庭用のゲーム機で例えると、主にキャラクターの「移動」に関係する動作を行うデバイスです。ファミコン世代に分かりやすく言うと「十字キー」等の役割。PS3世代だと「左スティック」でしょうか。
PCでFPSをやる上で、最初に慣れなければいけないのがキーボードを使ってのキャラクターの操作です。大まかな部分はどのゲームタイトルでも操作は一緒なのですが、一覧にしてみましたのでまずはご覧下さい。
FPSゲームの主なキーボード操作
- キャラクターの移動(↑・←・↓・→) ⇒ W・A・S・D
- 覗き込み(遮蔽物に隠れた状態) ⇒ Q・E
- ダッシュ(移動キーとの同時押し) ⇒ Shift
- 弾丸の装填(リロード) ⇒ R
- 姿勢変更(しゃがみ・伏せ)⇒ C
- ジャンプ ⇒ Space
- 近接攻撃(ナイフ等) ⇒ V
- 手投げ弾(グレネード・スモーク等) ⇒ G
※代表的なタイトルとしてCall of Dutyシリーズを参考にしてます。
どうでしょうか?これから始める方は驚くかもしれませんが、上記のキーの組み合わせでキャラクターを操作します。これに加えて、マウス側での視点移動と銃器による攻撃で左右の手が塞がる感じです。FPSってほんとに忙しいゲームなんです。当然キーボード見ながら押してたんじゃ、速攻でハチの巣です。
目まぐるしく変わる状況の中、複数のキーを同時に扱わなければいけないので、FPSの中でキーボードに求められる能力としては、多ボタン同時押し対応・高速入力対応・パーソナルな押し心地、この3つです。しかし初心者が最初から必要とする部分は押し心地だと思うので、キーボードは最初から必要なデバイスとは思いません。手元見なくても操作が問題なく出来るレベルになったら、購入を検討しましょう。
『俺の動きに、キーボードが追いついてないのか!?』
という、ニュータイプへの覚醒を始めた方は、専用のキーボードを購入しましょう。まずは押し心地が最優先だと思いますので、お近くのツクモ各店で可能な限り試してみて下さい。最近は各メーカーでメカニカルスイッチを採用したゲーミングキーボードがリリースされ、いわゆる流行りになってますが、メカニカルタイプはキーボードの種類の中でも高単価なタイプなので、最初から導入するのは難しいかもしれません。くれぐれも無理はしないように。
店頭でのキーボードの売れ筋をご紹介すると、FPS向けと言えない商品もランクインしていますので、今回はFPS向けに絞ったキーボードの人気上位商品をご紹介します。
最初に買うなら絶対コレ!メンブレンタイプでクセのないスイッチング!
接続 | USB | 言語 | 日本語 |
キーレイアウト | 109キーボード | テンキー | ○ |
ノートパソコンと同じパンタグラフスイッチを採用!キーストローク短めが好みなら!
接続 | USB | 言語 | 日本語 |
テンキー | ○ |
FPSプレイヤーが最後に行き着くのがコレ。超高速入力が可能な静電容量無接点方式!
接続 | USB | 言語 | 日本語 |
キーレイアウト | 91キーボード | テンキー | × |
パームレスト | × | ワイヤレス | × |
ゲーミングヘッドセット
布・合皮製の2種類のイヤーカップを付属した、7.1chサラウンドサウンドユニット付きモデル!
大きなイヤーカップが両耳をしっかり覆います。見た目の派手さもゲーミングっぽい!
USB接続で安価に7.1chサラウンドを体感できるのが売り!
FPSはじめてガイド その3:必要なものが揃ったら、何から始めよう?
以上がPCでFPSを始める上で必要なのもの全てです。あとは実際にプレイするのみですが、オンラインでの対戦だと相手の顔が見えないのは当たり前、とんでもないベテラン兵と出会うとことも日常茶飯事です。全くの素人がそんな世界にいきなり足を踏み入れていいのか?きっと不安になると思います。
そんな方には基本的な動きを覚える為に「パッケージFPS」にある「キャンペーンモード」から始めることをお勧めします。「キャンペーンモード」とはいわゆる「ストーリーモード」のことで。コンピューターを相手に戦って、ステージをクリアしてストーリーを進めていきます。
オンライン対戦のみの「無料系FPS」にはこれがないので、いきなりの実戦になります。無料で始められるのは手軽でいいのですが、いきなり人間相手だと殺られまくってやる気がなくなっちゃうのが問題です。コンピューター相手だと強さのレベルも選べますし、ゲームタイトルによっては、まるでハリウッド映画を見ているようなクォリティの高いドラマを楽しめます。
その中でもオススメのタイトルが「Call of Duty」シリーズです。今までのシリーズ総数11作。戦う舞台は第二次世界大戦から2054年という近未来の設定まで幅広く、ファンを飽きさせることなくリリースを続けています。
シナリオの秀逸さでは「Call of Duty : Ghosts」がダントツで、有名なハリウッド映画の監督が書いたシナリオなので、そのストーリーはまさに映画そのもの。オンラインでの対人戦も含めて、FPSの面白さに触れる意味では一押しのタイトルです。(若干、オンラインは過疎ってますが...)
ジャンル | 趣味・実用>ゲーム>シューティング | 言語 | 日本語版 |
「FPS初心者講座」Vol.2はこれにて終了です。必要なデバイスやFPSの入口については全てご説明しました。次回は具体的な戦い方も含めて、より掘り下げて行きたいと思います。
なんて、偉そうに言う程の技術は無いんですが....頭で分かっていても、手が追いつかないおっさんゲーマーなので。以上、また来週お会いしましょう。