必要最低限に構成されたゲーミングマウス、FK1/FK2をレビュー!@札幌
必要最低限に構成されたゲーミングマウス、FK1/FK2をレビュー!@札幌
「Simple is best」、と昔はよく言いましたが、ゲーミングマウスの持つ定義を考えた時に、はたして当てはまる言葉なのかを考えてみました。あ、どうも札幌ゲーム部のnです。
Simpleという形容詞は「簡単な、やさしい、内容・構造などが単純で扱いやすくてやさしい」という意味を持っています。ムムっ、扱いやすい?(ちなみにやさしいの類語:easyは『肉体的・精神的な努力をあまり必要とせずやさしい』という意味になるようです。)
そもそもゲーミングマウスの定義とは、「勝負に勝つ為の、単純で扱いやすいマウス」が根幹ではないでしょうか?色々と多機能なゲーミングマウスが増えていますが、原点はここにあると思います。
すなわち、Simpleなマウスは最善の武器になるのです!という強引な前フリですが、今回はゲーミングマウスというカテゴリー定義ど真ん中の「ZOWIE GEAR FK1/FK2」をご紹介します。
2つのサイズ、左右対称デザイン、ドライバレスがFKシリーズ最大の魅力
FK1/FK2 製品仕様(代理店サイトより)
- センサー: 光学式
- 解像度 400 / 800 / 1,600 / 3,200 dpi (dot/inch)
- リフト・オフ・ディスタンス(※) 1.5~1.8 mm
※マウスを浮かせた時に、センサーが反応しなくなる高さ - USBポーリングレート: 125 / 500 / 1,000 Hz
- 寸法・重量(本体、ケーブルを除く):
FK1 長さ 128 mm × 幅 67 mm × 高さ 37 mm 重量 90g
FK2 長さ 124 mm × 幅 64 mm × 高さ 36 mm 重量 85g - ケーブル長: 2 m
- 対応OS: Windows 2000 / XP / Vista / 7 / 8(32/64bit)
異なる2サイズで、かぶせ持ち派、つまみ持ち派どちらも対応
今回のFKシリーズは2サイズ。前モデル「FK」は現行モデル「FK1」と「FK2」の中間に位置するサイズでした。簡単に言うとFK1は大きく、FK2は小さくなった、という感じです。
今回は大小のサイズを明確にして、かぶせ持ち派と、つまみ持ち派に分かれる両ユーザーがどちらも選択しやすくなったと言えます。実際に持ったイメージはこんな感じ。
FK1:かぶせ持ち例
FK2:つまみ持ち例
と言う感じです。お分かりでしょうか?FK1とFK2の違いはタテサイズ差4mmと重量差5g。たったの4mmと5gの違いですが、持った時の感覚は大きく違います。手になじんだ設定を持ち運べる、ドライバレス設計の快適さ
左右対称デザインのFKシリーズは左右にサイドボタンを2個づつレイアウトされています。お分かりの通り、いわゆるレフティ(左利き)プレーヤーが使った場合でも、親指側にボタンがレイアウトされる仕様になっているのです。FKシリーズ ボタンレイアウト
FKシリーズの各種設定機能と切り替え方法
解像度(dpi)の切り替え方法:マウス底面にある解像度切り替えボタンで切り替えます。左右モードの切り替え方法:任意のボタンを押しながらPCに接続します。
ポーリングレートの切り替え方法:任意のボタンを押しながらPCに接続します。
左右対称型ゲーミングマウスのデファクトスタンダードモデル
「FK」はシンプルに使えて、クセのない左右対称型ゲーミングマウスとして好評でしたが、「FK1」「FK2」では、さらに磨きをかけて事実上のスタンダートモデルになったと言えます。
リフトオフディスタンスや、加速度等の調整ができない部分は、カスタマイズ好きのプレーヤーには懸念される点でしょうが、逆にドライバレスでここまで設定ができるという点は評価に値するでしょう。
シンプルな道具で、自分の腕前だけで勝負したいプレーヤーの方にぜひ使ってもらいたい「FK1」「FK2」ですが、唯一気になるのは「価格がちょっと高め...」という点でしょうか?
(2015年3月20日現在の店頭売価は税別7,389円)
あと500円~1,000円安ければ...という方も多いかと思いますが、その分交換用ソールが1セット同梱されているのでその分長く使えます!許してやってください!
以上、札幌からでした!