全く新しいメカニカルスイッチ「Romer-G」搭載!Logicoolゲーミングキーボード「G910」レビュー by eX.
eX. ゲーミングデバイス担当のBです。
今回はLogicool Gシリーズ ゲーミングキーボード「G910」をご紹介させて頂きます!
今や「メカニカルキーボードと言えばドイツCherry社のMXキースイッチ!」と言われるほど人気があるCherryMXキーシリーズですが。
近年のゲーミングキーボード界隈ではCherryMX(以下Cherry軸)とは別のキースイッチを使う事でコストを下げてみたり、よりゲームでの使用に向いている個性的なスイッチを開発する動きが見られています。
近年のゲーミングキーボード界隈ではCherryMX(以下Cherry軸)とは別のキースイッチを使う事でコストを下げてみたり、よりゲームでの使用に向いている個性的なスイッチを開発する動きが見られています。
そんな中昨年末登場したのが、ロジクールとオムロンによる共同開発の新スイッチ「Romer-G」搭載のゲーミングキーボード「G910」です。
内部の新開発スイッチはもちろん、ゲーミングデバイスらしく外装にもこだわったG910。要点ごとに見てみましょう。
新開発!「Romer-G」メカニカルキー
オムロン(オムロン株式会社)といえば、広くは体温計から自動改札機まで日常でもよく見かける日本の大手電機機器メーカーですが。
デバイス関連でよく目にするのはマウスなどに使われているマイクロスイッチでしょう。上位機種のマウスや人気のゲーミングデバイスに採用されていて、耐久性の高さやクリック感の良さから多くのユーザーに支持されています。
デバイス関連でよく目にするのはマウスなどに使われているマイクロスイッチでしょう。上位機種のマウスや人気のゲーミングデバイスに採用されていて、耐久性の高さやクリック感の良さから多くのユーザーに支持されています。
そのオムロンとロジクールによる新設計の「Romer-G」(以下オムロン軸)の特長ですが。
- 押下1.5mmの作動点による高速キー入力
- 7000万回打鍵の高い耐久性
- 視認性を高めるクリアなRGBイルミネーション
特に打鍵感が特徴的で、他のメカニカルキーと比べカチカチとした打鍵感は少ないものの、程よくクリック感のあるクッキリとした押し心地で、丁度メカニカルとメンブレンの中間のような手ごたえを感じます。音もメカニカルに比べて静かなのでここもポイントかと思います。
またスイッチ作動点、キーストロークが浅いため最大25%高速にキー入力ができると謳われています。
「そんなに浅いと誤爆が多いんじゃないの?」と疑問に思う方もいるでしょうが。私が触ってみた限りでは「手を載せているだけで押してしまった」というような事はないように思いました。(と言っても普段使っているのは打鍵感の軽いRealforceなので参考になるか怪しいのですが...。)
荷重45g±20gと一般的なキーボードと同じ押下げ圧で、作動点1.5mmと言うのもプロゲーマーなどのアドバイスによって定めた仕様らしく、むしろゲームプレイ時などに咄嗟にアクションを起こす際、即時に反応してくれる強みになっています。
(※荷重、押下げ圧...キーを押す際に必要な加える力の指標のようなものです。キーに数値と同量の重りを載せると概ねスイッチが入るくらいに押下げられるようになってます。)
またスイッチ作動点、キーストロークが浅いため最大25%高速にキー入力ができると謳われています。
「そんなに浅いと誤爆が多いんじゃないの?」と疑問に思う方もいるでしょうが。私が触ってみた限りでは「手を載せているだけで押してしまった」というような事はないように思いました。(と言っても普段使っているのは打鍵感の軽いRealforceなので参考になるか怪しいのですが...。)
荷重45g±20gと一般的なキーボードと同じ押下げ圧で、作動点1.5mmと言うのもプロゲーマーなどのアドバイスによって定めた仕様らしく、むしろゲームプレイ時などに咄嗟にアクションを起こす際、即時に反応してくれる強みになっています。
(※荷重、押下げ圧...キーを押す際に必要な加える力の指標のようなものです。キーに数値と同量の重りを載せると概ねスイッチが入るくらいに押下げられるようになってます。)
後述しますがこれまた独自の「ファセットキーキャップ」と呼ばれるキートップの形状により誤打の防止にも配慮した造りになっています。
最近普及してきたRGBカラーバックライトですが、もれなくこの機種にも搭載されています。派手なのが魅力だと思われがちですがキーごとにカラーカスタマイズが出来るので視認性を高めるのに貢献しているのが真の価値ではないでしょうか。
特にこのオムロン軸はキーの光り方にこだわっていて、スイッチ中央部のLEDをスイスの研究所で設計されたレンズで光を均一に、周りを囲むようにプランジャー構造のガイドを立てる事で光を漏らすことなく印字部分を綺麗に点灯させています。
見た目だけじゃない外観に込められたこだわり
■ファセットキーキャップ
まず一番目立つのがキートップの形状かと思います。伊達でこういったサイバーなデザインをしているわけではないらしく、よく見るとキーごとに傾斜が違うようです。
この傾斜がミソで、ホームポジションから手をずらすことの多いゲームプレイ時にキーの境目などが認識しやすく誤打を防ぐ事につながります。
この傾斜がミソで、ホームポジションから手をずらすことの多いゲームプレイ時にキーの境目などが認識しやすく誤打を防ぐ事につながります。
例えば、ゲームプレイ時に良く使う左手側のキーは奥に傾斜が付いていて指がフィットしやすく、上のキーと段差で指で触れた際区別がつきやすくなっています。
また、左端にGキー(マクロキー)が付いているのですが今までのモデルは修飾キーを押そうとしたときについつい押してしまう事が多く、かと言ってあまり隙間を開けるとWASDキーから手を離さなければGキーを押すことが出来ません。
そこで修飾キーの左側に大きく傾斜を付ける事でキー同士の区別が付きやすいようにしているわけです。
そこで修飾キーの左側に大きく傾斜を付ける事でキー同士の区別が付きやすいようにしているわけです。
ちなみに同じような理由でEscキー横からGキーを排し、より間違えにくくなっていますが、その分でGキーが少なくなると言う心配は無くF1~F4キーの上部にGキーを4つ配置、これもファセットキーキャップの効果で区別を付けやすくしてあります。
(Gキーは計9つ、プロファイルごとに3パターン設定可能)
(Gキーは計9つ、プロファイルごとに3パターン設定可能)
■特徴的な形状のパームレスト部
交換用に大き目の物がついてきます。剛性を高めるためか骨組のようなものが付いているので取外して使う事はできません。ロゴ部分は手汗を防止する為のスリットも兼ねているそうです(?)
■その他機能
キーロック、ボリュームダイヤルやモバイルスタンドなどの機能が付いています。モバイルスタンドは海外ゲームプレイヤーが攻略情報をモバイル端末でチェックする事が多いと言う事と、新機能の「ARXコントロール」がスマホやタブレットとの連動機能になっていることから搭載されたようです。
ARXコントロールはLAN内の専用アプリを入れたスマホタブレットと連動してゲーム情報やPCのパフォーマンスを確認できる従来の「Logicool GamePanel」に代わる機能ですが、利用にはネットワーク接続による連動が必要なため今回は紹介しません。詳細は公式ページをご覧ください。
→参考「ARXコントロール」公式ページ
→参考「ARXコントロール」公式ページ
総評
主にオムロン軸の紹介しかしていない気がしますが、以上G910のご紹介でした。色々と新しい機能に挑戦していてLogicool Gシリーズのこの先出てくるデバイスにも期待したくなるような商品ですね。
オムロン軸も搭載キーボードが増えていくのでしょうか、とても気になるところです。
オムロン軸も搭載キーボードが増えていくのでしょうか、とても気になるところです。
打鍵感的にCherry軸の「青軸」や「黒軸」を使っている方だと慣れるのが大変かもしれませんが、Realforceの「静電容量無接点方式」やRazer「オレンジ軸」、その他メンブレンが好みの方には強くおすすめします!
是非とも店頭にて展示機を触ってみて高速かつ快適なオムロン軸のキーボードをご体感ください!!
是非とも店頭にて展示機を触ってみて高速かつ快適なオムロン軸のキーボードをご体感ください!!
■製品仕様参考:「Logicool G910」公式ページ