4Kモニタの欠点と対処法の一例【4Kのススメその4】
ハーイ!名古屋スタッフのSです
今までは4Kの良い所だけ挙げてきましたが、
今回は『デメリットの部分』にも注目していきたいと思います!
『4Kのススメその4』
①要求スペックが高い!
ススメ2でも挙げましたので簡単に、
基本的に4Kフルスペックで高画質モードでプレイするなら980Ti以上のハイエンドなグラフィックボードが必要になるのでモニタ代も含めて初期費用が高い。
→A.週末特価が狙い目!GTX980Tiで8万円前後の商品も出てきてます
他にはGTX970・GTX980のSLI(複数並列利用)でスペックアップを図るのもアリですね!
※SLIに関しての注意点は後述します
②文字が小さい!
ドットピッチが小さくなり、綺麗な描写ができる反面、OS等のソフト側が対応しきれていない事が多く、比率で40~60%くらいに文字が小さくなります
→A.Windowsであればコントロールパネルのデスクトップのカスタマイズ項目から100%・125%・150%のテキストサイズ切り替えが出来ますが、各種アプリケーションではソフトごとに設定が変わってきます
最近のブラウザは殆どがオプションから倍率変更する事である程度は対応可能です。
それ以外の方法としてはフルHDサイズのサブモニタを使う方法です
グラフィックボードは基本的に2画面以上の出力にも対応しているので、メインのデスクトップとして使うモニタは今までのフルHDのものを使い、ゲームや写真等の高解像度が必要なものだけを4Kモニタで表示する事で基本操作は今までどおりのサイズで使えます
という事でSLIとデュアルモニタの基本知識をご案内しようかと思います
前提として、グラフィックボードが2枚入るPC構成が必要です
例えば「ケースの大きさ」「マザーボードの対応」「電源の容量」など、条件が色々あるのですが、
中級者でも「知らなかった!」って事があるのが『PCI-Expressのレーン数』です
実はZ170・H170・B150ではCPUのレーン数は16レーンしかありません
Z170は「x16」or「x8+x8」で上限速度が半分になり、H170、B150は「x16」のみなのでSLIができません
※チップセット側のレーン数はまた別に存在するのですがSLIには使えません
Z170の帯域が半分になると言っても、実際にそこまでの帯域を使う事が少ないので、GTX970以上のハイエンドボードでないと実感できない事が多いです
逆に言うとハイエンド構成でSLI等の2枚刺しでは帯域の上限がボトルネックになり性能が発揮出来ない事があるわけです。せっかく買ったグラフィックボードの性能が発揮できないなんて悲しい事にならないようにマザーボードからしっかり選んで頂きたいと思います
そこで余談ですが、マザーボード選びにX99チップセットという選択肢が出てきます
ちょっとお高いX99チップセットはCPUにレーン数が依存しており、40レーンのCPUであればx16+x16という帯域が全く減らないフルスペックなSLI構成が可能です
でも、そこまで「マザーもグラボお金出せないなぁ」という方は、H170チップセットにメイングラボ+サブグラボという構成で、CPUレーンにメイングラボ→ゲーム用モニタ、速度の落ちるチップセットレーンにサブグラボを挿してサブモニタにする事で、金額を抑えつつデュアルモニタにすると帯域を活かしつつ、文字の小ささも改善することが出来ますので、是非お試し下さい!
※ちなみにスタッフSのPCは「GTX980で4K」+「GT520でフルHDを2画面」の3画面構成で稼働中です